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HbA1cの表記が2013年4月からNGSP値に変更

 2013年4月1日から実施される特定健診・特定保健指導におけるHbA1c(ヘモグロビンA1c)検査が、JDS値からNGSP値に切り替わった。受診者への結果通知および保険者への結果報告には、NGSP値であることが明示される。

 日本で使用されていたHbA1c値であるJDS値「HbA1c(JDS)」は、世界の大部分の国で使用されているNGSP値「HbA1c(NGSP)」に比べ約0.4%低値となっている。この問題に対し日本糖尿病学会は、「糖尿病関連検査の標準化に関する検討委員会」を立ち上げ、2010年7月から英文誌や国際学会における発表ではNGSP値に相当する値で表示することを基本方針とした。さらに、2013年3月までは、日常臨床などでの検査値をめぐる混乱を避けるために、NGSP値とJDS値の併記を進めてきた。

 HbA1cは血糖コントロールの指標に加えて、2010年度の糖尿病の診断基準の改訂以降、診断基準のひとつとしても活用されている。同学会はHbA1c表記の問題の根本的な解決のため、日本での日常臨床を含めた糖尿病の診療・研究全般で、HbA1cの国際標準化を推進するための準備を進めてきたが、体制が整ったので2013年4月から日本でもNGSP値単独表記に替えた。

 特定健診・保健指導で大量の電子データの書き換えや、HbA1cを用いた層別化・判定システムの調整が必要となる。同学会ではJDS値からNGSP値に移行する時期について慎重に検討し、厚生労働省・日本医師会・保険者団体などと協議を重ねてきた。

 その結果、2013年3月31日までは、受診者への結果通知や保険者への結果報告は従来どおりの方法で測定したHbA1c(JDS)が用いられ、2013年4月からHbA1c(NGSP)に変更されることになった。

 以下の式でHbA1c(NGSP)とHbA1c(JDS)の換算ができる。
HbA1c(NGSP)(%) = 1.02 × HbA1c(JDS)(%) + 0.25%
HbA1c(JDS)(%) = 0.980 × HbA1c(NGSP)(%) - 0.245%

平成25年度以降に実施される特定健康診査等におけるヘモグロビンA1c検査結果の 受診者への結果通知、保険者への結果報告及び国への実績報告について(厚労省)(日本糖尿病学会)

[Terahata]

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