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【新連載】保健師の活動と放射線について

 新連載「保健師の活動と放射線について」を公開しました。
 同連載は、原発災害の影響下にある住民の被曝に対する不安やストレスの軽減と質の高い生活のために、住民に実際的な「放射線防護文化」を形成する実践モデルを明らかにすることを目的とした環境省の研究調査事業において取組んできた内容をご紹介します。
 第1回は、「原発事故後の復旧期における保健師活動―放射線防護文化をつくるために」(麻原きよみ/聖路加国際大学)とし、放射線防護文化の概要についてです。

No.1 原発事故後の復旧期における保健師活動―放射線防護文化をつくるために

1. 原発事故後、保健師の取り組みは今も続いている
 東日本大震災に伴う福島の原発事故から4年が経ちました。表面的には落ち着いてきたようにみえますが、汚染水の問題など、状況が変化すると、再び住民に不安が広がります。

 また、放射線を恐れて子どもの外遊びが減ったり、外出や活動の減少などによる健康の問題(子どもの肥満やビタミンD欠乏症、高齢者の要介護状態など)がみられます。避難している住民や避難先からの帰宅者、あるいは放射線に対する強い不安が継続する住民への対応も必要です。

 さらに、現状では住民間で放射線について話題にしない雰囲気もあり、自分の不安や心配を表出できない母親もいます。住民とその健康に直接関わる保健師の取り組みの努力は、変わることなく続いています。

オピニオン
「保健師の活動と放射線について」

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