ニュース

日本人が食べている野菜1位はダイコン 野菜を「毎日プラス1皿」

 厚生労働省は、9月に実施している「食生活改善普及運動」に合わせて、国内で多く食べられている野菜のランキングをはじめて公表した。摂取量がもっとも多い野菜はダイコンであることが判明した。同省は、「健康のためにプラス1皿の野菜」をとり、バランスのよい食事を心がけるよう呼びかけている。
あと野菜70gを多く食べると健康寿命を伸ばせる
 「健康日本21(第二次)」では、カリウム、ビタミンC、食物繊維などの適量摂取を期待できるとして、成人1日当たりの野菜の摂取量の目標を350gに定めている。しかし、実際の平均摂取量は280gで、10年以上前からこの数値は動いていない。

 あと野菜70gを多く食べてもらうために、国民1人ひとりにアクションを起こしてもらうことが必要だ。厚生労働省は健康寿命の延伸につなげるため、いろいろな野菜を組み合わせて「毎日プラス1皿」を実施するよう呼びかけている。

 同省が今回発表したランキングは、「2012年国民健康・栄養調査」をもとに、約3万2,000人が食べた野菜の量を分析したもの。その結果、平均摂取量は「だいこん」(33.8g)が最多で、「たまねぎ」(31.6g)、キャベツ(26.9g)、「白菜」(21.3g)、「にんじん」(20.4g)と続いた。

 1日に食べる人の割合が高かったのは、「にんじん」(77%)、「たまねぎ」(65%)、「だいこん」(51%)、「キャベツ」(46%)、「根深ネギ」(38%)の順だった。このランキングは野菜の価値の優劣を示すものではないが、さまざまな料理に使われる野菜や、1回に多くの量を食べられる野菜が上位に入った。

 「毎日プラス1皿の野菜」(70~80g)を実行することで、カリウムは5%、ビタミンCや食物繊維は10%の、それぞれ摂取量を増やすことことが期待できる。日本人の野菜からの平均摂取量は、カリウムが509mg、ビタミンCが35mg、食物繊維が5.2gとなっている。

野菜を食べると満腹感を得やすい 肥満の予防・改善に
 肥満や2型糖尿病を予防・治療するために、食事や運動など生活スタイルの改善は欠かせない。厚生労働省の発表によると、BMI(体格指数)が25以上の肥満の割合は、40歳代男性で37%、女性でも50歳以上で20%を超えている。また糖尿病の患者数は、"糖尿病予備群"を含めると約2,050万人と推定されている。

 食生活の改善では食べ過ぎないことが基本で、そこでも野菜がポイントになる。食物繊維が豊富な野菜を先に食べると、胃から小腸への食物の移動時間を遅らせたり、小腸での消化・吸収をゆるやかにする。そのため、食後の血糖値の急上昇を防ぐことができる。

 また、先に野菜をたくさん食べると胃が膨れて満腹感が得られるため、食事の全体量を減らすことができ、減量につながる。肥満の解消は高血圧や2型糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病に対策するために必要だ。

 なお、腎機能が低下している人などは野菜の摂取に注意が必要な場合もある。そうした人は、医師や管理栄養士に相談することが勧められている。

 「食べることが好きな人にとって、食事を適正な量に抑えるのは苦痛かもしれないが、野菜を上手に利用して、自分で前向きに続けられる方法をみつけて食生活を改善してほしい」と同省では呼びかけている。

スマート・ライフ・プロジェクト

[Terahata]

「健診・検診」に関するニュース

2019年06月26日
「低炭水化物ダイエット」がメタボや肥満のリスクを減少 ただし長期の安全性には疑問も
2019年06月26日
肥満やメタボは「脂肪肝」の危険因子 見逃されやすい「NAFLD/NASH」に対策
2019年06月26日
人生の後半戦で「運動」は絶対に必要 筋力トレーニングを週2回 若さを保つためにも必須
2019年06月26日
体幹筋量が減ると「腰痛」は悪化 日常生活の動作が困難に 世界で初めて大規模データで解明
2019年06月26日
高齢者の歯の喪失 糖尿病や骨粗鬆症があるとリスクが増加 教育歴や職歴も影響
2019年06月25日
「人事労務×産業看護職のコラボでもう一歩ふみ出す!健康経営 社員を巻き込むNEXTステップ」産業保健と看護 4月号
2019年06月21日
高尿酸血症のリスクは痛風だけではなかった! 中高年だけでなく、若い世代から気をつけたい尿酸値
2019年06月18日
「超加工食品」が肥満や糖尿病の原因に 悪玉ホルモンを増やし食欲を増進
2019年06月18日
夜間に照明やテレビをつけたまま寝る女性は肥満になりやすい
2019年06月18日
座ったままの生活で死亡リスクは上昇 「1日30分、体を動かそう」

最新ニュース

2019年06月26日
「低炭水化物ダイエット」がメタボや肥満のリスクを減少 ただし長期の安全性には疑問も
2019年06月26日
肥満やメタボは「脂肪肝」の危険因子 見逃されやすい「NAFLD/NASH」に対策
2019年06月26日
人生の後半戦で「運動」は絶対に必要 筋力トレーニングを週2回 若さを保つためにも必須
2019年06月26日
体幹筋量が減ると「腰痛」は悪化 日常生活の動作が困難に 世界で初めて大規模データで解明
2019年06月26日
高齢者の歯の喪失 糖尿病や骨粗鬆症があるとリスクが増加 教育歴や職歴も影響
2019年06月25日
「人事労務×産業看護職のコラボでもう一歩ふみ出す!健康経営 社員を巻き込むNEXTステップ」産業保健と看護 4月号
2019年06月24日
パワハラの防止措置を初めて義務化―女性活躍推進法等改正案が成立
2019年06月21日
高尿酸血症のリスクは痛風だけではなかった! 中高年だけでなく、若い世代から気をつけたい尿酸値
2019年06月20日
【健やか21】児童虐待予防支援のための「パパカード」活用について
2019年06月20日
統括保健師のいる職場で仕事にやりがい、継続就労にも―保健師の活動基盤に関する基礎調査
2019年06月18日
「超加工食品」が肥満や糖尿病の原因に 悪玉ホルモンを増やし食欲を増進
2019年06月18日
夜間に照明やテレビをつけたまま寝る女性は肥満になりやすい
2019年06月18日
座ったままの生活で死亡リスクは上昇 「1日30分、体を動かそう」
2019年06月18日
脂肪肝は内臓脂肪よりも深刻? 脂肪肝が筋肉のインスリン抵抗性を引き起こす ウォーキングなど運動が必要
2019年06月18日
筑波山の特産品「福来みかん」に肥満抑制の効果 ストレス回復も 茨城大
2019年06月14日
【書籍紹介】「精神科医の話の聴き方 10のセオリー」
2019年06月13日
最新版「カリフォルニアくるみ 科学的研究に基づく健康効果~ヘルスプロフェッショナルのためのリソースガイド」をご提供します くるみに関する科学的知見を解説
2019年06月13日
【健やか21】「溶連菌の感染症が増加中!抗菌薬は適切な使用方法を守って―」(国立国際医療研究センター AMR臨床リファレンスセンター)
2019年06月12日
健診・検診/保健指導実施機関 集計結果と解説(2018年度版)
2019年06月12日
事業所で働く保健師の法的位置づけの確保などを厚労省へ要望-日本看護協会
2019年06月11日
企業向け「がんになっても安心して働ける職場づくりガイドブック」 がん治療と仕事の両立 心がけるべき7ヵ条とは?
2019年06月11日
「生活にゆとりのない」家庭は食育に関心がない 子供の孤食や栄養バランス不足に親の生活習慣病が影響
2019年06月11日
7つの簡単な生活改善が糖尿病リスクを減少 4つ以上実行で80%低下
2019年06月11日
日本小児科学会などが「幼児肥満ガイド」を作成 小児期の肥満は成人後にリスクに 保健師による声掛けは効果的
2019年06月11日
ホエイ(乳清)やチーズに含まれるアミノ酸に認知機能を改善する効果
2019年06月10日
がん治療と就労の両立支援に、産業医を積極的に活用 アフラック生命保険株式会社に聞く
2019年06月07日
特定保健指導(積極的支援)モデル事業の実施事例を紹介―厚労省の検討会
2019年06月06日
【健やか21】「自殺予防」リーフレットを公開しました
2019年06月05日
運動が高齢者の「ADL(日常生活動作)」を高める 1日1万歩を達成できなくても効果がある
2019年06月05日
寿命を縮める「転倒」を効果的に防ぐ 60歳超では4割近くが「転倒」 食事と運動で対策
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 8,441 人(2019年06月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 保健師 44%
  • 看護師 20%
  • 管理栄養士・栄養士 22%
  • その他 14%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶