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健診・検診/保健指導実施機関 集計結果(2015年度版)
2015.12.03
 保健指導リソースガイドでは、保険者である事業所や健保組合、市区町村などで働く医師や保健師、健康管理スタッフからの、健診委託先を決める、または契約を見直す際の判断材料となるものが欲しいとの要望に応え、2013年から「健診・検診/保健指導機関リスト」を制作しています。
「健診・検診/保健指導実施機関リスト」2015年度版について

 「健診・検診/保健指導機関リスト」では、それぞれの健康診断機関の評価認定の新規認定や中止等、最新の状況を把握するために毎年調査を行いその結果を反映しています。このたび、2015年度版ができましたので更新・掲載いたします。(*2015年度版とは2014年度に新規認定又は認定が外れた機関について2015年4月以降に再調査と更新を行い整理したものです。)

 今回は、健診・検診/保健指導項目について3年間の変化や傾向を考察するために、経年の集計と団体ごとの集計を行いました。

1.団体別登録機関数

 健診・検診/保健指導機関リスト掲載数は538機関です。登録機関数に対して掲載機関数が少ないのは、同一組織で同一県内に複数個所あり、ホームページも同じ場合は1機関として掲載しているためです。

 本リスト作成当初、保健指導の品質管理、第3者評価といった考え方はまだ研究的に取り組み始めた時でした。そこで評価・認定は行っておりませんが、疾病予防・健康増進・各種疾患の啓発などを実施しており、保健指導についても各団体で研修等をおこなっていた、対がん協会、結核予防会、予防医学事業中央会の3団体に加入している機関もリストに掲載することにした経過があります。

【表1】団体別登録機関数と健診・検診/保健指導機関リスト掲載数



2.年度別、健診・検診/保健指導項目別の実施機関数と実施割合

 健康診断の項目はいずれも高く、特に人間ドックは95.2%、特定健診88.3%と高い割合です。それに対し保健指導の項目は特定保健指導を除いては10%前後の実施率で、3年間で低い傾向は変わりません。特定保健指導は61.5%と唯一50%を超えていますが、これは、特定保健指導は法律で義務付けられているためと考えられます。
※保健指導項目はホームページに事業として掲載されているのを実施とみなしました。

【表2】年度別、健診・検診/保健指導項目別実施機関数と実施の割合



3.評価認定団体別、健診・検診/保健指導項目別の実施機関数と実施率(2014年度)

 健診・検診/保健指導機関リストには、健診機関の実施・組織体制、検査の質などを評価・認定する団体(日本総合健診医学会・日本人間ドック学会・全国労働衛生団体連合会)と、疾病予防・健康増進・各種疾患の啓発などを行う団体(日本対がん協会・結核予防会・予防医学事業中央会)の6団体を掲載しています。各団体の目的にあった、健診や検診、保健指導を行っていると考え、団体ごとに実施項目を見たのが表3です。

【表3】評価認定団体別、健診・検診/保健指導項目別の実施機関数と実施率2014年度



 この内容をグラフ化したのが図1から図3です。

 図1は評価認定を受けている健診機関の健診・検診/保健指導項目別実施率の割合のグラフです。
 人間ドックの実施は人間ドック学会機能評価認定と日本総合健診医学会優良認定を受けている施設が高く、特定健康診査と職域の健診の実施は全国労働衛生団体連合会 労働衛生サービス機能評価事業認定施設の機関が高い傾向でした。

 図2は団体に加盟している健診機関の健診・検診/保健指導項目別実施率の割合を表しています。認定を受けている団体の母数が人間ドック学会110、日本総合健診医学会246、全国労働衛生団体連合会281であるのに対し、対がん協会40、結核予防会46、予防医学事業中央会31と少ないですが、加盟している団体は人間ドック以外のどの項目においても実施率が高いことがわかります。

 保健指導項目は図1.図2で見ると予防医学事業中央会に加盟している機関は特定保健指導90.3%、栄養指導48.4%、運動指導45.2%でした。全国労働衛生団体連合会 労働衛生サービス機能評価認定を受けている機関は、特定保健指導80.9%、産業保健相談事業45.5%、栄養指導36.4%、運動指導27.3%、メンタルヘルス相談25.5%でした。

【図1.】評価認定を受けている健診機関の健診・検診/保健指導項目別実施率の割合



【図2.】団体に加盟している健診機関の健診・検診/保健指導項目別実施率の割合



 当リストを掲載してから3年、毎年の調査、確認作業は時間と手間がかかり、孤独な作業で挫折しそうになりながら行ってきましたが、最近は利用者からの問い合わせが増え、掲載機関から訂正や追加の連絡をいただくことが多くなり、健診機関リストが活用されていることを実感しております。

 また、掲載されている各機関のホームページは、この3年間で、事業所の担当者向けの内容と、健診受診者個人向けのページが分類・整理されている、健診予約がホームページからできる等、全般的にホームページの内容が非常に見やすく便利になったと感じています。

 2015年版の制作中、2015年11月18日に第1回厚生科学審議会健康診査等専門委員会(委員長:辻一郎・東北大学大学院公衆衛生学教授)が開催されたニュースが入ってきました*1。
委員会では、「健康診査の実施に関する指針の趣旨をふまえて、健康増進事業実施者が事業を適切に実施する際の参考にするため、研究班や有識者による専門的な検討を行い、健診のあり方や健診項目に関するエビデンスを収集・分析結果をとりまとめ、同指針の見直しに関する報告書を作成する予定」とのことです。

 本リスト開設当時、健診の種類や保健指導の項目・用語が健診機関により異なっていたので、一定のルールを設けて制作を開始して、現在の形になっています。今後は、さらに「健診・検診/保健指導機関リスト」をより良いものにするためにも、今回の専門委員会検討については関心を持っていきたいと考えています。

4.今後の更新について /掲載内容に変更・追加がある場合はご一報ください

今後は、より正確な情報を反映させるために、掲載項目の追加・変更は各機関から最新の情報をお知らせいただき更新する体制に致します。お手数ですが、情報の更新・変更がありましたらお問合せフォームからお知らせいただければ幸いです。ご協力をよろしくお願いします。

参考:*1.今後の特定健診のありかたを議論 第1回健康診査等専門委員会レポート(2015年11月20日)  

2015年12月7日
保健指導リソースガイド 編集部
(soshin)
©2017 日本医療・健康情報研究所. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。

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