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ネット販売の「健康食品」に医薬品成分 健康被害のおそれ 厚労省調査
2016.01.06
 「強壮効果」や「痩身効果」をうたい、インターネットで売られているサプリメントや健康食品など49製品から医薬品成分が検出されたという調査結果を、厚生労働省が発表した。健康被害が出る可能性があるとして、同省は購入しないよう呼びかけている。既に購入した人は使用を中止して、健康被害が疑われる場合には医療機関を受診するよう注意を促している。
「個人輸入代行」の販売サイトは危険
 調査は2014年1~3月に、「個人輸入代行」などと日本語表記がある海外業者のサイトから計81製品を購入し、国立医薬品食品衛生研究所が分析したもの。

 「精力増強」などとうたう50製品のうち33製品から、勃起不全(ED)治療薬の成分である「シルデナフィル」「タダラフィル」などが検出された。頭痛やほてり、心悸亢進などの副作用が起きる可能性があるという。

 また「痩身効果」をうたう31製品のうち16製品から、便秘症治療薬である「ビサコジル」や気管支炎治療薬である「ジプロフィリン」などがみつかった。いずれも過敏症状や意識障害、心悸亢進、悪心・嘔吐などが起きる可能性がある。

 さらに「強壮効果」をうたう9製品には「フェノールフタレイン」も含まれていた。この成分は医薬品(下剤)として使用されたこともあるが、発がん性があるため現在は医薬品として使用されていない。

違法性が疑われるサイトを見つけたときは通報を
 本来は医師の処方が必要な成分だが、いずれも医薬品の表記はなく、国内業者であれば医薬品医療機器法(旧薬事法)違反にあたる。販売サイトの多くは所在地を明らかにしていないため、警告メールの送信や、対応するレジストラへの削除要請などを行い、指導・取締りを行っているという。

 こうした「健康食品」は、それらは国内で承認された医薬品と異なり、品質、有効性、安全性が確認されているものではなく、表示された成分が入っていないものがあったり、表示のない医薬品成分が入っているなどして健康被害を起こすおそれがある。

 違法性が疑われるサイトを見つけた場合には、同省が委託した一般社団法人・偽造医薬品等情報センターが運営する「あやしいヤクブツ連絡ネット」への通報を呼びかけている。

あやしいヤクブツ連絡ネット
平成25年度「インターネット販売製品の買上調査」の結果を公表します(2015年12月28日)
(Terahata)
©2017 日本医療・健康情報研究所. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。

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