ニュース

管理栄養士の9割が「おやつを食べる」 食べたときは次の食事で調整

 管理栄養士の9割が「おやつを日常的に食べている」ことが、「ダイエットプラス」の調査で明らかになった。食べ過ぎたときには「夕食を中心に、次の食事内容や量で調整する」などして対処している。お勧めのおやつの1位は「ゼリー」と「フルーツ」で、ゼリーはゼロキロカロリーのものが良いという。
食べ過ぎたときには「夕食を中心に、次の食事内容や量で調整する」

 メドピアの連結子会社であるフィッツプラスは、「正しく食べる」をコンセプトに管理栄養士がダイエットや健康管理をサポートする、パーソナル食事トレーニング「ダイエットプラス」を運営している。このほど、「ダイエットプラス」に登録する管理栄養士110人に対して「管理栄養士のおやつの食べ方」についてのアンケートを実施した。

 それによると、「おやつを日常的に食べていますか?」の質問に対し、55.5%の管理栄養士が「毎日ではないが時々食べる」、40.9%の管理栄養士が「ほぼ毎日食べる」と回答。9割以上の管理栄養士がおやつ(間食)を食べていることが分かった。

 おやつを食べるタイミングは「午後」がもっとも多く、67人(63.2%)だった。続いて多かったのは「夕食前後」で18人(17.0%)であり、もっとも少なかったのは「深夜」で4人(3.8%)だった。

 食べ過ぎたときの対処法は、「夕食を中心に、次の食事内容や量で調整する」という声が大半を占め、具体的には「野菜を多めにとる」「主食などの糖質や、脂質を抑える」という調整方法が多かった。

 また、ダイエット中にお勧めのおやつは、ゼリーとフルーツが同数で1位だった。ゼリーはこんにゃくゼリーやゼロキロカロリーのものや、寒天を勧める声が多く、フルーツはビタミンを摂取できるという理由が多かった。その他、ミネラルなどの栄養価が高いナッツや、噛み応えのある乾物類、タンパク質の摂取できるヨーグルトなどがランクインした。
管理栄養士がおやつを食べすぎたときに、カロリーの帳尻合わせのためにやっていること
・ 次の食事で、炭水化物の量を減らし、かみごたえのある野菜海藻を多くとる。水分無糖のものをたくさん飲む。
・ 夕食時間が遅くなり食間が8時間以上空くような場合は、15時から夕方の時間帯で補食を摂るように心がけています。帳尻合わせというよりも、補食を摂ることで夕食時に空腹感があまりなく、軽めの夕食で済ますことができます。
・ 昼食、夕食の量を減らす。お菓子はどうしても糖質が中心になりがちなので、主食の量を減らしたりして調整します。
・ 夕食を鍋にするなど、野菜類とタンパク質、きのこ類や白滝などで調節。
・ カロリーよりも糖質をとったときに有酸素運動や筋トレをやります。
・ とにかく歩きます。その後の食事内容の脂質を抑えたりします。
・ おやつの食べ過ぎは殆どありませんが、もちろんストレッチはします。或いは食事の内容を加減します(炭水化物を減らす。海藻、きのこ類を使った副菜をプラスする)。
(パーソナル食事トレーニング「ダイエットプラス」調べ)

ダイエットプラス
メドピア
[Terahata]
side_メルマガバナー

「健診・検診」に関するニュース

2023年08月09日
8020達成率は5割以上 若い世代の歯周病増、口腔ケアが課題に
厚労省「令和4年歯科疾患実態調査」より
2023年08月08日
若い世代でも「脂肪肝疾患」が増加 やせていても体脂肪が蓄積 肥満とどう違う?
2023年07月28日
2022年度版「健診・保健指導施設リスト」状況を報告します【保健指導リソースガイド】
2023年07月24日
標準体重でも3分の1は実は「肥満」 BMIは健康状態をみる指標として不十分 やせていても安心できない
2023年07月11日
自治体健診で高齢者のフレイルを簡便に判定 「後期高齢者の質問票」でリスクが分かる 「フレイル関連12項目」とは?
2023年06月20日
肝臓学会が「奈良宣言2023」を発表 肥満・メタボの人は「脂肪肝」にもご注意 検査を受けることが大切
2023年06月12日
自治体健診で「心房細動」を早期発見 健康寿命と平均寿命の差を縮める 日本初の「健康寿命延伸事業」 大分県
2023年06月05日
要介護認定リスクと関連の深い健診6項目が明らかに 特定健診・後期高齢者健診のデータから判明 名古屋市
2023年05月19日
令和4年度「東京都がん予防・検診等実態調査」 受診者増加のための取組み率は健康保険組合で85%に上昇
2023年05月18日
さんぽセンター利用の5割以上「健診結果の措置に関する説明力が向上」
-『令和4年度産業保健活動総合支援事業アウトカム調査報告書』-
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶