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明治安田生命が「健康」に関するアンケート調査を実施-健康寿命の理想と現実に差
2019年10月25日
明治安田生命保険相互会社(東京都千代田区、根岸秋男社長)がこのほど、「健康」をテーマにしたアンケート調査の結果を公表した。
調査の結果では約6割の人が「普段から健康管理に気を付けている」と回答している反面、同程度の割合の人が日常的に運動やスポーツを行っていないと回答。そのほかにも理想とする健康寿命と実際では差があることなどが明らかになった。
約6割の人が、将来の自分の健康に不安を抱いている
アンケート調査は全国20~79歳の既婚男女を対象に2019年7月3日から12日まで、インターネットを通じて行われた。有効回答者数は5,640人。
まず「健康への意識」については、約6割の人が「将来の自分の健康に不安を感じている」と回答。具体的な不安内容は「体力が衰えてきた(55.4%)」が最も多く、「ストレスが溜まる・精神的に疲れる(45.2%)」、「肥満が気になる(30.0%)」が続いた。
一方、「普段から健康管理に気を付けている」とした人は60.2%。男女別では全世代で女性の方が「気を付けている」と回答した割合が上回った。
何歳まで健康で長生きをしたいか「理想の健康寿命」について尋ねた質問では、全体の平均は「81.50歳」だった。WHOの公開資料による現実の健康寿命の年齢(2016年)は「74.81歳」だったことから、理想と現実は「6.69歳」の開きがあることになる。
健康のために運動をしている人は3人に1人
また、「健康に気を付けている理由・目的」として、60代以降は旅行や食事を楽しみたいと回答している人が多く、同社は「アクティブなセカンドライフを過ごしたいという願いから、健康寿命の延伸を意識している人が多いようです」と分析している。
しかし健康増進のための具体的な取り組みについては、回答者の3人に2人が日常的に運動やスポーツを「行っていない」と回答。その理由については「忙しくて時間がない」が30.4%と最も高かった。
一方、日常的に運動やスポーツを行っている人の中では「ウォーキング」が男女共に一番多く、「ランニング(ジョギング)」、「体操(エアロビクス、ヨガも含む)」の人気も高かった。
健康診断の受診状況については、約3割の人が「定期的に受診できていない」と回答。職業別では「自営・自由業」(41.8%)、「パート・アルバイト」(39.4%)、「専業主婦」(34.1%)の順に未受診率が高かった。
「受診したいが仕事や家事で忙しく、時間がない」と答えた女性が31.1%を占めることから、子育てや家事などで定期的に受診できていない女性が多いことが分かる。
そのため同社では、自営業や専業主婦などの受診率向上のカギは、「身近で」「手軽に」自身の「健康を知る」機会の創出が必要、としている。
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