オピニオン/保健指導あれこれ
「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント ~行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!

No.3 準備期:“間食を減らすために、買う日を決めています ”

神奈川県立保健福祉大学プライマリー栄養ケア研究室
佐野 喜子
第3回:準備期
“間食を減らすために、買う日を決めています ”(2)

このステージの方の特徴

 準備期の人たちは、良い方法があればすぐに始めたい、自分なりに始めてはいるけれど指導者から見ると効果に結び付いていない状態です。意欲は充分にあるのですが、自分がうまくやっていけるという決め手につながる具体的な方法がわからないので「続けていく自信」が持てないでいます。また、うまく減量できた「習慣」があっても、1年後にリバウンドしてしまったりすると、継続できていた事実にも否定的な見方をしている場合があります。そのため、うまくいきそうな気持ちと、失敗するのではないかという不安な気持ちが入り混じり、前にも後ろにも進めない状態のため、継続に向けて本格的なスタートが切れないでいるのです。そこを一歩踏みだせるよう、背中を押してあげるようなコミュニケーションが求められます。

 では、実際の対応例で考えてみましょう。

アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶