カロリー・糖質制限しても減らない生活習慣病

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況

(平成19年 国民健康・栄養調査)
 最近、「糖質ゼロ」や「カロリーオフ」を訴求する食品を、テレビCMをはじめ、コンビニやスーパーの店頭でよくみかけるようになりました。

 消費者の中には、"糖質・カロリー=太る"というイメージを持つ人も多いことでしょう。また、メタボリックシンドロームへの意識の高まりや、各種ダイエットの流行もあり、食事から摂取するエネルギー量を抑えるために「糖質ゼロ」といった食品を選んで食べている方も多いのではないでしょうか。

 実際、厚生労働省の調査によると、日本人の糖質とエネルギーの摂取量は1970年代をピークに年々減少しています。

 一方、近年の調査(平成19年国民健康・栄耀調査)では、メタボリックシンドロームやその予備群が2,010万人(40歳以上の男性の2人に1人、女性の5人に1人)に、糖尿病とその予備群が2,210万人など、生活習慣病は増加傾向にあります。

 このように、糖質やエネルギーの摂取量を控える傾向にあっても、メタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病は減りません。そこには、単なる"摂取量"だけでは解決できないメカニズムが存在すると考えられます。

 私たちが生きていく上で欠かせない、エネルギー源となる糖質は、"カット"すれば誰もが健康になれるわけではないからです。糖質には、本来必要な役割があり、上手に活用することで得られる効用もあります。まずは、「糖質の役割と種類」をみてみましょう。

エネルギーの栄養素摂取構成比の年次推移(総数)

(平成16年 国民健康・栄養調査)

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