食事の質、若年層で最低=収入や生活習慣が関連―東京大

食事する若者たち(写真はイメージ)
大久保公美・東大大学院特任教授らの研究グループは2016~20年、32都道府県の1~79歳の日本人4455人を調査。季節を変えて各2日ずつ、計8日間の食事内容を記録してもらい、食事全体のバランスを二つの指標で評価した。
野菜や果物、乳製品など食品を中心とした指標は男性が23歳ごろ、女性が16歳ごろに最も低い値を示した。ビタミンやたんぱく質といった栄養素の評価指標では男女とも24歳前後が最低値だった。一方、いずれも年齢が上がるにつれてスコアが高くなる傾向が見られた。
また、1~17歳では世帯収入や保護者の教育水準が高いほど食事の質が良好な傾向が見られ、成人でも収入や本人の教育水準との関連が見られた。朝食を抜く習慣や喫煙も食事の質の低さと関連していた。
研究グループは、若年層で食事の質が低い背景には、進学や就職などに伴う生活環境の変化が関係している可能性を指摘。大久保特任教授は「学校や職場などで、健康的な食事の選び方を学ぶ機会を設けるとともに、食堂やコンビニ、外食店などで栄養バランスの良い食事を手頃な価格で選べる環境を整えることが重要だ」と話している。論文は栄養学の国際専門誌に掲載された。 (C)時事通信社
[時事通信社 2026年10月21日]
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