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ケアのちから
 「介護はある日、突然やってくる」と言われます。私の場合も、まさに青天の霹靂でした。10年前、おひとりさまを気楽にやっていた年上の友人が認知症になりました。30年来の親しい友人だった彼女には、頼れる身内がいなかったことから、両親の介護よりも先に、おひとりさまの私がおひとりさまの友人の介護にかかわる、という極めて今日的な体験をすることになりました。

 その過程で身をもって知ったのが、医療と介護と福祉の間の「深くて大きな河」です。優秀なケアマネジャーと出会い、介護スタッフには恵まれましたが、ケアを受ける本人は介護も医療も必要としているのに、なぜこれほど医療と介護がつながっていないのか・・・。

 地団太踏んでいるうちに「自分もやがてジジババの仲間入りをするのだ」という実感が出てきて、当事者予備軍と介護者の視点で医療・介護・福祉について本を書こうと思うようになりました。そんなきっかけで始まった私の"おひとりさまシリーズ"も、近刊の『おひとりさまでも最期まで在宅』で4冊になります。

 取材を続けるなかで気がついたのは、「ケアのちから」の大切さです。「ちから」が必要なのは、医療と介護・福祉の専門職だけではありません。私たち「市民」や「介護者」、そして「地域」と「行政」がともに「ちから」をつけていくことが、本当の「ケアのちから」になっていく・・・。そんな思いを込めて、介護者としての体験や取材を通じて考えてきたことに、各地のさまざまなレポートなどを交えてお届けします。

おひとりさまでも最期まで在宅
著 : 中澤まゆみ
発行所 : 築地書館  発行日 : 2013年3月
  出版社ホームページへトップ詳細

 「退院難民」・「介護難民」にならないために、安らかな看取りを受けるために、本人と家族がこれだけは知っておきたい在宅医療と在宅ケアと、そのお金老いは誰にでもやってくる。そのときに必要な医療と介護―。最期まで自分らしく生き、自分らしく旅立つための在宅医療と在宅ケア。その上手な利用の仕方を、徹底した取材と豊富な事例をもとに、本人と介護家族のニーズでガイド。 (出版社ホームページより)

中澤 まゆみ
ノンフィクション・ライター
経歴:
1969年 長野県短期大学国文科卒業
1972年~1979年 ヤマハ音楽財団「ライトミュージック」、小学館「GORO」編集者
1980年~ フリーランスになり、集英社「月刊プレイボーイ」「LEE」のスタッフライターに。かたわら、女性・異文化・マイノリティをテーマに、各誌でルポルタージュを執筆。インタビュー集などを出版
1998年 『ユリ―日系NY二世ハーレムに生きる』(文芸春秋)を出版。
2000年~ 編集者として日野原重明『私が人生の旅で学んだこと』(集英社)など、数多くの単行本を担当
2004年~ 認知症になった友人の介護にかかわり始め、任意後見も行う
2007年~ 医療・介護・福祉の分野にテーマを移し執筆活動を開始。在住の世田谷区では「せたがや福祉100人委員会」に参加し、「在宅ケア」に関するシンポジウム、公開学習会などを積極的に企画。自らの講演活動も全国各地で実施中
■ 社会活動
2008年~ 2010年 世田谷区福祉審議会委員
2008年~ せたがや福祉100人委員会「最後まで在宅」部会代表
2011年~ 明治大学リバティアカデミー講師
2013年~ 東京都認知症対策推進会議委員
■ 著書
『ユリ―日系NY二世ハーレムに生きる』(文芸春秋 1998年)
『おひとりさまの「法律」』(法研 2008年)
『男おひとりさま術』(法研 2010年)
『おひとりさまの終活』(三省堂 2011年)
『おひとりさまでも最期まで在宅』(築地書館 2013年)