労災死亡者700人で過去最少 休業4日以上は13万5333人
厚生労働省はこのほど、令和7年の労働災害発生状況を取りまとめ、労働災害による死亡者が700人と過去最少となったと発表した(新型コロナウイルス感染症へのり患による労働災害を除く)。
休業4日以上の死傷者数については前年比385人減の13万5333人となり、横ばいの状況が続いている。
死亡者数は過去最少
令和7年1月1日から12月31日までに発生した労働災害について、令和8年4月7日までに報告があったものを集計した結果、死亡災害は令和6年の746人から700人に減少。
業種別では建設業の214人、製造業の115人が多いものの、昨年に比べては減っている。事故の型別では墜落・転落が186人で、全体の27%を占める。交通事故(道路)(126人)、はさまれ・巻き込まれ(117人)なども多く、これらの事故だけで全体の61%を占める。
一方、休業4日以上の死傷災害は13万5333人で、昨年に比べて微減したが、長期的な推移を見ると横ばいの状態が続いている。業種別では製造業の2万6371人が最も多いが、「第三次産業」の占める割合は長期的に高まっており、令和7年は53%と半数を超えた。内訳は小売業が12%、社会福祉施設が10%、清掃・と畜が5%、飲食店が4%など。
また事故の型別では転倒が3万7195人、動作の反動・無理な動作が2万2166人、墜落・転落が2万864人で、これらの事故で全体の59%を占めている。
労働災害を減少させるために国や事業者、労働者等が重点的に取り組む事項を定めた「第14次労働災害防止計画」(令和5年度~令和9年度)では、令和9年までに令和4年比で「建設業及び林業においてそれぞれ死亡災害を15%以上」、「製造業における機械によるはさまれ・巻き込まれの死傷者数を5%以上、陸上貨物運送事業の死傷者数を5%以上」減少させることなどを目標にしている。
令和8年度は計画の第4年度となり、厚生労働省は目標の達成に向けて、さまざまな対策に取り組んでいくという。
令和7年の労働災害発生状況を公表(厚生労働省/2026年5月27日)本サイトに掲載されている記事・写真・図表の無断転載を禁じます。


