オピニオン/保健指導あれこれ
運動/身体活動

職域で本当に必要な「運動推進」~労働災害防止のための「身体活動」推進の実践~

株式会社ハイクラス 代表取締役
位高 駿夫

 仕事や子育てなどで忙しくて時間がないから「運動は身体に良いとわかっていても、できない」という人は、非常に多いと思います。

 たしかに、運動は就労や子育てよりも優先順位が下がるのは当然です。しかし、「運動」は健康の三要素のうちの1つ、食事や休養(睡眠)と同様に、ある程度は実施すべき活動です。
 コロナ禍の収束後、働き世代の運動不足解消のため、就労時間内に運動を取り入れる企業が増えてきています。また、体力測定や歩数イベントなど、身体を動かすことの重要性に気づき、その時間を確保する動きも広がりつつあります。

 本連載では、地域・職域での運動実践に向けた考え方や具体的な方法論をお伝えしていきます。

プロフィール

  • 位高 駿夫
  • 位高 駿夫
    株式会社ハイクラス 代表取締役

    略 歴

    順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 博士後期課程修了[博士(スポーツ健康科学)]
    東海大学大学院体育学研究科 修士課程修了[修士(体育学)]
    資 格:第一種衛生管理者・健康運動指導士

    大学院在学中の2015年に株式会社ハイクラスを起業。神奈川産業保健総合支援センター 産業保健相談員として、転倒・腰痛対策の事業にも従事。転倒・腰痛を中心とした労働災害対策として、レイクウッドゴルフクラブなど複数社と顧問契約している。

    また、東海大学体育学部非常勤講師として教鞭もとり、日本体力医学会 評議員でもある。行政の仕事として、神奈川県平塚市や大磯町の委員も務める。企業や行政の現場におけるエビデンスに基づく運動を中心とした健康づくり事業を実施。現状に合わせた指導や提案をオーダーメイドで行うため、最良の成果につなげやすく、定評がある。

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