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高齢者の孤立を防ぐカギは「働く理由」 就労の"やりがい"が孤立リスクを下げる可能性

高齢者の孤立を防ぐカギは「働く理由」 就労の"やりがい"が孤立リスクを下げる可能性

  高齢期の社会的孤立は、心身の健康や生活の質の低下と深く関わり、認知機能の低下やうつ、死亡リスクの上昇も報告されています。近年、日本では65歳以上の就労者が年々増加し、国も高齢者の就労継続や多様な働き方を推進しています。こうした中で、就労は孤立を防ぐ手段として注目されていますが、どのような働き方や動機が孤立予防に有効かは不明でした。

 このたび東京都健康長寿医療センター研究所では、東京都大田区在住の65歳以上の高齢者を対象に、就労の有無だけでなく、働く理由(「金銭的動機」か「非金銭的動機」か)に注目し、2.5年間の追跡調査で社会的孤立との関係を分析しました。

 特に「やりがい」「社会への貢献」など非金銭的理由のみで働いている高齢者に比べ、「生活費」「小遣い」など金銭的動機のみで働く高齢者は、孤立するリスクが3.65倍高いことが示されました。

(東京都健康長寿医療センター/2025年10月27日)

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