ニュース

「熱中症対策計画」を閣議決定 2030年までに死者数半減
-職場における熱中症対策も重要な柱に-

厚生労働省『働く人の今すぐ使える熱中症ガイド』を作成

 厚生労働省は、「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を5月1日から9月30日まで展開している。現在、まさにキャンペーンの真っ最中。
 5月18日には、熱中症予防対策に関する専門家による検討委員会において、最新知見をもとに作成した『働く人の今すぐ使える熱中症ガイド』を、同省のウェブサイト「職場における熱中症予防情報」にアップした。

 「熱中症の見分け方と応急手当」、暑熱順化などの「予防法」、熱中症の発生しやすい職場の条件や暑さ指数(WBGT)等の「熱中症の基礎知識」など7章にわたってまとめられている。『熱中症ガイド』は、中小企業の事業主、安全・衛生管理担当者・現場作業者向けに作成されているが、産業保健スタッフにとっても参考にできる内容だ。
 厚労省では、「本ガイドは誰にでも視覚で理解できるよう、文字を減らし、わかりやすい内容としており、職場の状況に応じ、必要な箇所を印刷して掲示するなどして活用してほしい」と呼びかけている。

(画像をクリックすると、大きな画像が表示されます)

出典:働く人の今すぐ使える熱中症ガイド(2023.5.18)より

参考資料

熱中症対策実行計画及び気候変動適応計画(一部変更)の閣議決定について(環境省)
職場における熱中症予防情報(厚生労働省)
令和4年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します(厚生労働省)

[保健指導リソースガイド編集部]
side_メルマガバナー

「産業保健」に関するニュース

2024年04月30日
タバコは歯を失う原因に 認知症リスクも上昇 禁煙すれば歯を守れて認知症も予防できる可能性が
2024年04月25日
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠
2024年04月23日
生鮮食料品店が近くにある高齢者は介護費用が低くなる 自然に健康になれる環境づくりが大切
2024年04月22日
運動が心血管疾患リスクを23%低下 ストレス耐性も高められる 毎日11分間のウォーキングでも効果が
2024年04月22日
職場や家庭で怒りを爆発させても得はない 怒りを効果的に抑える2つの方法 「アンガーマネジメント」のすすめ
2024年04月22日
【更年期障害の最新情報】更年期は健康な老化の入り口 必要な治療を受けられることが望ましい
2024年04月22日
【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
2024年04月16日
塩分のとりすぎが高血圧や肥満の原因に 代替塩を使うと高血圧リスクは40%減少 日本人の減塩は優先課題
2024年04月16日
座ったままの時間が長いと肥満や死亡のリスクが上昇 ウォーキングなどの運動は夕方に行うと効果的
2024年04月15日
血圧が少し高いだけで脳・心血管疾患のリスクは2倍に上昇 日本の労働者8万人超を調査 早い段階の保健指導が必要
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶