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充足感低下で飲み過ぎに=依存症治療や減酒薬開発に期待―京大など

飲酒する会社員=資料

飲酒する会社員=資料

 飲酒後に充足感を生み出す働きの低下が飲み過ぎの一因になることを解明したと、京都大などの研究グループが発表した。アルコール依存症の治療や、減酒につながる薬剤・食品の開発が期待されるという。論文は米学術誌PNASに掲載された。
 グループは、マウスを使い、飲酒すると肝臓から分泌されるホルモン「FGF21」が脳内の神経を活性化して充足感を生み出すことを発見。アルコール依存症になったマウスは飲酒後の充足感が低下し、飲酒量が増えることを確認した。
 依存症の有無にかかわらず、マウスにFGF21の分泌を促す糖分の一種「アルロース」を摂取させると、飲酒間隔が延び、依存症のマウスで、効果が1週間継続することも判明したという。
 グループはFGF21の分泌を促す薬剤を開発し、アルコール依存症患者で効果を検証する方針。
 グループの京大農学研究科の佐々木努教授(栄養化学)は「飲酒も食欲と同様に充足感が関係していることが分かった。充足感を制御し、過剰な飲酒の減少につなげたい」と話している。 (C)時事通信社

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[保健指導リソースガイド編集部]