オピニオン/保健指導あれこれ
笑顔になる、元気になる、幸せになる健康教育をめざして ~起業保健師の立場から~

No.1 健康教育を事業にする ~起業保健師の立場から

(株)ウェルネスライフサポート研究所 代表取締役
加倉井 さおり
 18年間、財団で健康教育を専門に活動してきたのですが、母が難病になり、私自身の人生も深く見つめることになり、退職をして新しい人生をスタートさせることになりました。働き方を変えていく、起業するという形になっていったのです。想いもよらない人生の出来事でしたが、これまでのキャリアや人脈から健康教育の講師依頼を多くいただき、クチコミと紹介やリピートだけで年間120回活動するようになっていました。

 これまで、私が講師として出向く先々の担当保健師に、よくこう言われました。「どうしたら、加倉井さんみたいに、楽しく、わかりやすく、人を惹きつける健康教育ができるようになるんですか?教えてください。」「人を元気にする健康教育を加倉井さんのようにできるようになりたい。」そんな声を何人もの方から聞くようになりました。

 私がお伝えすることなんて、あるだろうか…そう思いながらも求めて下さる方がいるのなら、職域を超えて保健師が繋がる学びの場を作ってみようとスタートしたのが「健康教育スキルアップ研究会」でした。

 これまで、私が健康教育の実践を積んできた中で、提供できるスキルやマインドを伝える場だけでなく、職域を超えて保健師が繋がり、学び合う場をつくるということも目的にありました。また、その研究会を通じて、「もっと具体的に学びたい」というお声をたくさんいただき、6名限定の6カ月間「健康教育スキルアップゼミ」をスタートすることになりました。

 ゼミ受講生は、「健康教育への苦手意識」から受講を希望された方々が多く、ほとんどの保健師は、一人職場で相談できる相手がいない、また保健師が複数いても先輩に相談できない状況の方がほとんどでした。ですが、ゼミでの学びを通じて、修了後には「健康教育が好きになりました」と現場での健康教育を報告してくれる変化に、本当に心から喜びを感じます。

 この4月からはさらに実践コースを設け「ウェルネス・ファシリテーター養成講座」を開催しています。今では、北海道、静岡、大阪、福岡など全国から意識の高い保健師たちが集まるようになっています。

 そんな経緯で、現場の保健師たちのニーズから起業保健師の立場として、健康教育を事業にしていくことになっていったのでした。(つづく)


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