オピニオン/保健指導あれこれ
中小企業の安全で元気な職場つくりを支援するために
No.1 中小企業の安全衛生を支援
愛知医科大学医学部衛生学講座 教授
2014年02月06日
スケールメリットから最も遠い職場
健診機関にお勤めの方は、業務を行う際に、一事業所あたりの受診者数が少ないことが大変非効率であるとの印象をお持ちのことと思います。すべての働く人々に産業保健サービスを提供しなければならないという専門職の使命感がいくら強くても採算を度外視した活動はできません。
しかし、この困難な仕事はやらなければならないのです。どうしたらできるのかについては長い間にわたり、様々な意見が出され、実践されています。中小企業の安全衛生を安定的に支援することはこの困難を克服しない限り、難しいといわなければなりません。この難問をどう考えるのかが、日本産業衛生学会中小企業安全衛生研究会の主要なテーマといってもいいと思います。
産業保健分野における中小企業の位置

「中小企業の安全で元気な職場つくりを支援するために」もくじ
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「産業保健」に関するニュース
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月17日
- 肥満やメタボの人に「不規則な生活」はなぜNG? 概日リズムが乱れて食べすぎに 太陽光を浴びて体内時計をリセット
- 2025年02月17日
- 中年期にウォーキングなどの運動を習慣にして認知症を予防 運動を50歳前にはじめると脳の健康を高められる
- 2025年02月17日
- 高齢になっても働き続けるのは心身の健康に良いと多くの人が実感 高齢者のウェルビーイングを高める施策
- 2025年02月12日
- 肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が 健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より