厚生労働省『標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)』公表
アウトカム評価の導入とICT活用の推進が大きな変更点
ICTを管理・活用する能力を追加
『標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)』では、まず「第1編 標準的な健診・保健指導プログラムの考え方」のなかで、「事業のマネジメントを担う者に求められる能力」に「ICTを管理する能力」を、「健診・保健指導実施者に求められる能力」に「ICTを活用する能力」を追加した。
コロナ禍のなか、ICT化が進められたこともあり、遠隔面接および遠隔支援の実施に必要な環境・体制の整備と、実施状況を評価し改善する能力が求められるようになった。ICT化が促進されることにより、効率的な特定保健指導の運用を進めることも可能となる。
その一方で、ICTを管理・活用する能力や、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(厚生労働省)に準拠した情報管理など、個人情報保護に必要な措置を講じることも求められることになる。
健診項目では、中性脂肪「随時採血時の基準値(175mg/dL)」の追加
喫煙、飲酒などの質問項目も変更
特定健診項目や質問項目などの主な変更点は、食事の影響が大きい中性脂肪の基準値に、随時採血時の値を追加することに伴う階層化基準等の変更があった。
中性脂肪の保健指導判定値をこれまで150mg/dLとしていたものを、空腹時150mg/dL、随時175mg/dLと改訂。「空腹時血糖は絶食10時間以上、随時血糖は食事開始時から3.5時間以上絶食10時間未満に採血が実施されたものとする」とした。
また、喫煙・飲酒・保健指導に関する質問項目・回答選択肢を修正し、それに伴い記載事項も改訂した。
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