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通院理由は男女とも「高血圧症」が最多 糖尿病・脂質異常症も上位に 2025年国民生活基礎調査結果

 厚生労働省は2026年7月15日、2025(令和7)年6月に実施した「国民生活基礎調査」の結果(概況)を公表しました。3年に1度の大規模調査年に当たる今回は、全国の世帯および世帯員を対象に、世帯構成や所得、自覚症状や通院、喫煙、がん検診の受診状況といった健康状況などを調査しています。

 通院理由(傷病)をみると、男女とも「高血圧症」が最も多く、男性では「糖尿病」、女性では「脂質異常症(高コレステロール血症等)」がそれぞれ第2位となりました。

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通院者は人口千人当たり409人、男女とも「高血圧症」が最多

 傷病で通院している人(通院者)の割合(通院者率)は、人口千人当たり409.2で、2022年の417.3からやや低下しました。男女別にみると男性398.1、女性419.7で、女性がやや高くなっています。

 年齢階級別では、「9歳以下」の102.1が最も低く、加齢とともに上昇しています。「70~79歳」では690.5、「80歳以上」では705.8となり、高齢層では7割前後が何らかの傷病で通院しています。

 通院理由となっている傷病(複数回答)を男女別にみると、上位は次の通りです。

男女別 通院者率(人口千人当たりの通院者数、複数回答)の上位5傷病
順位 男性 女性
1 高血圧症 150.1 高血圧症 136.4
2 糖尿病 70.6 脂質異常症(高コレステロール血症等) 81.6
3 脂質異常症(高コレステロール血症等) 59.5 眼の病気 66.9
4 歯の病気 51.3 歯の病気 58.3
5 眼の病気 51.2 腰痛症 51.2

(厚生労働省の公式サイトを基に作成)

 男女とも「高血圧症」が通院理由の第1位となりました。男性では「糖尿病」が第2位、「脂質異常症」が第3位、女性では「脂質異常症」が第2位となっており、高血圧症、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病が通院理由の上位にみられます。

自覚症状のある人は4人に1人以上、加齢とともに増加

 病気やけがなどで自覚症状のある人(有訴者)の割合(有訴者率)は、人口千人当たり255.7でした。2022年の276.5からは低下しましたが、女性276.7、男性233.2と、通院と同様に女性の方が高くなっています。年齢が上がるほど有訴者率も上昇し、「80歳以上」では465.5となりました。

 症状別(複数回答)の上位は、男女とも「腰痛」が最多でした。

男女別 有訴者率(人口千人当たりの有訴者数、複数回答)の上位5症状
順位 男性 女性
1 腰痛 85.9 腰痛 100.8
2 頻尿(尿の出る回数が多い) 50.1 肩こり 89.2
3 肩こり 48.3 手足の関節が痛む 64.2
4 せきやたんが出る 45.9 体がだるい 46.2
5 鼻がつまる・鼻汁が出る 40.3 目のかすみ 46.1

(厚生労働省の公式サイトを基に作成)

 腰痛や肩こりなどが男女とも上位を占めているほか、男性では「頻尿」が第2位、女性では「手足の関節が痛む」が第3位となっています。

喫煙は減少傾向、がん検診の受診率は上昇傾向

 喫煙している人の割合を2001年と比較すると、男女ともほとんどの年齢階級で低下しており、なかでも「20~29歳」の低下幅が男女とも最も大きくなっています。

 がん検診の受診状況(過去1年間)をみると、男女とも5種類のがん検診(肺、胃、大腸、乳房、子宮)の中で「肺がん検診」の受診率が最も高く、いずれの検診も受診率は前回調査より上昇していました。

参考資料

2025(令和7)年国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)
報道発表資料

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