オピニオン/保健指導あれこれ
働く人のメンタルヘルス

働く人々のメンタルヘルス

浜松医科大学院医学系研究科看護学分野 教授
巽 あさみ

最近報告された労働者健康状況調査票(2012年 厚生労働省)では、労働者の60.9%が仕事や職業生活に関する強い不安・悩みがあると回答し、前回(2007年)より増加しました。このような状況の中で、「産業」の場で最も期待されている職種は、メンタルヘルス対策支援能力が高い保健師等であると考えます。

本来、職場で保健師等が行う保健指導(広義)の基本的機能は、働く人々の健康相談や健康教育(相談機能、教育機能)、働く人々と職場・家族・主治医等との連携・調整機能(コーディネート機能)、事業者に働き掛ける力(組織的支援機能)です。

働く人々に最も身近な立場で関わることができる保健師等がメンタルヘルス対策においてこれらの機能の強みを活かすことは、「相談しない、どこに相談したらよいかわからない労働者」や「問題解決のための他機関との連携・調整、職場内の体制づくりに困った」事業者等に力強い支援者となり、メンタルヘルスケアのレベル向上につながると確信しています。

プロフィール

  • 巽 あさみ
  • 巽 あさみ
    浜松医科大学院医学系研究科看護学分野 教授

    経 歴

    東芝(株)、岡谷鋼機(株)保健師

    1997年 藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科 講師
    2003年 藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科 助教授
    2004年 浜松医科大学医学部看護学科 助教授、藤田保健衛生大学医学部公衆衛生学教室その他(医学博士学位取得)
    2005年 浜松医科大学医学部看護学科 教授、浜松医科大学大学院医学系研究科修士課程(看護学専攻) 教授
    現在に至る

「働く人のメンタルヘルス」に関するニュース

2020年11月24日
腸内フローラが「睡眠の質」に影響 腸内環境と脳は相互に作用 食事で睡眠を改善できる可能性
2020年11月24日
【新型コロナ】薬膳レシピで「コロナうつ」「コロナ疲れ」に克つ 食養生で心身の不調を解消 近畿大学
2020年11月20日
【健やか21】子ども虐待の低減に向けて:養育者を支援する「マルトリ予防」ツールの開発について(福井大学・科学技術振興機構)
2020年11月18日
【新型コロナ】家庭や子供にどう影響したか 小児科学会「学校閉鎖は子供にとってストレス」 夫婦の2割「絆が深まった」
2020年11月18日
患者が亡くなる前の医療や療養についての全国調査結果 「医療には満足しているが、つらい気持ちや負担感も大きい」
2020年11月17日
肥満や糖尿病に「コーヒー・緑茶・アルコール」は良い・悪い? どれくらい飲むと健康効果を期待できる?
2020年11月17日
軽い運動を短時間しただけで記憶力を高められる 脳を標的とした運動プログラムの開発へ 筑波大
2020年11月17日
【新型コロナ】感染対策の意識を高めるのは「自己決定」 周囲の視線を気にし過ぎる日本人の「恐怖感」を調査
2020年11月12日
【健やか21】今月は「児童虐待防止推進月間」―児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について(厚生労働省)
2020年11月09日
ウォーキングなどの運動が体と心を健康にする がんサバイバーにも恩恵 どんな運動が良いのか?
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 10,253 人(2020年11月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 2.7%
  • 保健師 44.8%
  • 看護師 10.8%
  • 管理栄養士・栄養士 19.8%
  • その他 22%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶