データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の推進~それぞれの立場で「今」できること~はじめに
6月3日に開催された第一回に引き続き、医療保険者や健診機関の方々が140名以上参加されました。(主催:株式会社新社会システム総合研究所)
そこで今回も、セミナーにご登壇いただいた講師の方々へ実施した「データヘルス計画」についてのアンケートと、当日配布した資料を公開することになりました。
講師からのコメント/配布資料
10月に入り、今年度も折り返しに入りました。多くの保健事業に携わられている方々が、『データヘルス計画』という名前に触れる機会が増え、組織内やお客様との会話の中で、「そもそもデータヘルス計画って何?」「何をすればいいの?」「私達は何をすべきなのだろうか?」という会話をされているのではないでしょうか?
本事業を企画した大島課長(現保険局総務課長)はおっしゃっておりました。
「データヘルス計画は、今まで取組んできていた保健事業をルール化しただけである。」
また、現在の保険課の方々も、「本事業は、難しいことではなく、事業を見直しPDCAをまわすこと」と各説明会でおっしゃっております。
第一回のセミナー同様、「やれないではなく、やろうとすること。知らないではなく、知ろうとすること。」そんなキッカケづくりの一助となればという想いを持って企画しております。
ご覧になられる方々の、様々な背景を思い描きながら、正しい情報を、真面目にお伝えできればと思い発信させて頂きます。
第一回は、自らの保健事業に対し熱い想いを持たれた医療保険者(日立健康保険組合、内田洋行健康保険組合)、事業者(株式会社フジクラ)の方々にご登壇頂き、今までの保健事業の背景やこれからの考えを皆様にお届けいたしました。
大変好評でアンケートに第二回開催を求められる声が多かったので、今回は趣旨を変え、計画を作成する際に必要なノウハウやポイントをお届けすべく、お世話になっている四名にお願いしたところ、皆様一つ返事で快諾頂き開催する運びとなりました。
・厚生労働省 保険局保険課 主査 岩井 恒太 氏
厚生労働省として、本事業の目的や目指していることを主軸に、モデル計画内容や、具体的取組み事例を踏まえ、ご講演頂きました。
・全国健康保険協会 保健事業グループ長 六路 恵子 氏
日本で最多の加入者(約3,600万人)を有する医療保険者として、本事業は「チャンス」であるという熱い想いを基に、先進的な取組や莫大なデータからの具体的なアクション事例を共有して頂きました。
・株式会社ミナケア 代表取締役 山本 雄士 氏
データヘルス計画モデル事業採択54組合中、9組合の計画策定に携わった事例を基に、「健保健全経営の試金石」とすべく取組んだ事例や、苦労した点、計画策定時のポイント等を語って頂きました。
・東京大学政策ビジョン研究センター特任助教 医学博士 古井 祐司 氏
データヘルス計画推進会議の委員でもある古井先生には、健康経営の視点も踏まえ、企業が健康対策を進める上でのポイントを、自治体の事例等も含めながら大局的にお話頂きました。
多くのデータへルス計画セミナーを聴講し、企画する機会が増えるにつれ、本事業は、会社の経営と通ずる点が多々あると考えるようになり、本質が分かり始めてきました。
データヘルス計画は、「正しい意思決定をするための手段」であると思っております。感覚や過去の経験則で物事を判断し事業を進めるのではなく、正しく意思決定するには全ての事業を定量化し「見える化」することが、経営の基本と考えます。
国民に、正しい健康づくりを提供することができるのは、本サイトをご覧になっている皆様です。六路 氏もおっしゃられていたように、データヘルス計画を『チャンス』と捉え、今後の日本の産業発展に活かせるよう、本コーナーが皆様の事業の一助となれば幸いです。
代表取締役 木村大地
「【特別編】 データヘルス計画セミナー」もくじ
- データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の新たな挑戦!
- データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の新たな挑戦!講師コメント(1)
- データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の新たな挑戦!講師コメント(2)
- データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の新たな挑戦!講師コメント(3)
- データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の推進~それぞれの立場で「今」できること~はじめに
- データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の推進~それぞれの立場で「今」できること~講師コメント(1)
- データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の推進~それぞれの立場で「今」できること~講師コメント(2)
- データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の推進~それぞれの立場で「今」できること~講師コメント(3)
最新ニュース
- 2024年11月21日
- 抗菌薬や薬剤耐性の認知度は向上、適正使用には課題も-「抗菌薬意識調査レポート2024」より
- 2024年11月18日
- インフルエンザ流行に備えて 「予防のための最善の方法はワクチン接種を受けること」と専門家は指摘
- 2024年11月18日
- 犬の散歩や家事は運動になる? 体を活発に動かすと脳が4歳若返る 心房細動のリスクも減少
- 2024年11月18日
- コロナ禍をきっかけに家族のつながりが深まった 家族と過ごす夕食の時間の質が向上 悪いことばかりではなかった
- 2024年11月18日
- 【新型コロナ】ワクチン接種を受けた人は罹患後症状の頻度が約半分に減少 ワクチンの効果は高い