オピニオン/保健指導あれこれ
栄養/食生活
大災害を生き抜くための食事学
宮城大学 食産業学群 教授
現在、震災対策として、行政、企業、各家庭での「備蓄食」の重要性が高まってきています。
私は、2011年3月11日の東日本大震災で被災し、特に「おいしい食事」の大切さを身をもって経験しました。災害時にどんな備蓄食が役立つのか、普段どんな準備をしておくことが大切か。被災者の一人として、また食の専門家という立場からも、大震災を生き抜くための食とは?について皆さまと考えていきたいと考えております。
震災への備えは、日本に住む私たちにとって身近な問題です。ぜひ日常から「もしも」のときに備えて「食の地頭力」を育てていきましょう。
プロフィール
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宮城大学 食産業学群 教授1973年生まれ。東北大学農学部卒業、同大学院農学研究科修了。北里大学助手・講師、カナダ・ゲルフ大学客員研究員を経て現職。 専門は分子レベルの食品学・調理学・栄養学。農学博士。著書に『必ず来る!大震災を生き抜くための食事学 3.11東日本大震災あのとき、ほんとうに食べたかったもの』(主婦の友社)、『「もしも」に備える食 災害時でも、いつもの食事を』(清流出版)などがある。
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