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養護教諭の重要性とこれから望むこと


(2014/02/10)
No.3 現代の性教育の課題とは
 第2回投稿で紹介させていただいた第23回関東甲信越静性教育研究大会(神奈川大会)は平成25年11月9日(土)に桜木町にある横浜市健康福祉総合センターにおきまして、231名の参加を得て盛会に終えることができました。

 昨今、様々な性に関する課題が問題視される中、大会では現代的課題に焦点をあてて基本テーマを「豊かに生きる力を育む性教育」~現代的課題に対応して~といたしました。

 午前中は講演会、午後は課題別研究協議会を行い、未来ある子どもたちが豊かに生きる力を育むための性教育はどうあったらよいかをご参会の皆様と共に考えることができました。以下、大会のご報告をさせていただきます。

講演会「医療現場から見た性の現状と課題」
講師:神奈川県立汐見台病院 産科副科長 早乙女智子

 医療の現場からみた多岐にわたる性に関する課題の提示がなされました。性の健康と権利、様々な性、思春期の性感染症、DVや性犯罪等々のお話がありました。

 正しい知識を持った上で、「子どもを守る」という視点から「子どもの性」を考え、性被害についても、埋もれさせるのではなく、大人が支え、ともに立ち向かっていってほしいと、早乙女先生の熱き思いが伝わる中身の濃い講演でした。

(1)課題別研究協議会
第一分科会
「これからの性教育を考える」~学校の取り組み~

 小学校の取り組みの提案をもとに性教育を実践するにあたっての課題について、グループワークを行いました。各グループではさまざまな立場の参加者から意見が出され、熱心に協議が行われました。そして、ソリューションフォーカ(明るい展望)に立ったいのちの学習の必要性を再確認することができました。

第二分科会
「情報社会に生きる」~子どもたちの現状と課題~

 ケータイやスマホに関する子どもと保護者の実態と意識、また、ネットに関わるトラブルの現状と課題についての話題提供をもとにワークショップを行いました。

 ネット利用に必要なスキルの育成や自己肯定感を育てる取り組みを、大人の責任として行うことが必要であることが協議の中で話し合われました。

第三分科会
「自他を大切にする関係づくり」~性被害性加害から子どもを守るために~

 グループに分かれ、仮想事例(小学校男子の性被害・中学校女子の妊娠の疑い・相手との望ましい関係)について、グループ協議を行い、性に関する諸問題へのかかわり方や連携について考えました。

 性被害・性加害から子どもたちを守るために何ができるか、また対応時に配慮すること等について協議しました。

 そして、危機意識をいかにもつかが大切であること、また正しい知識を習得させることも自他を大切に思う気持ちを育てるために必要であることを学び合いました。

第四分科会
「豊かに性を見つめる」~性同一性障害・学校現場からの取り組み~

 性同一性障害の当事者からのお話や教育現場の取り組みの話題提供をもとに研究協議が行われました。性同一性障害の子どもをもつ母親の体験談や学校の様々な取り組み、また社会の認識不足の指摘など様々な意見が出されました。一人ひとりが大事だと思うことが出来る性教育、自分事として考えることが出来る性教育の必要性について話し合われました。

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