ニュース
行政事業レビュー「がん診療連携拠点病院機能強化事業等」
「がんの死亡率減少」と「仕事と治療の両立」が議論の焦点に
2023年07月05日
客観的な評価指標設定を
外部有識者からは、「がん対策推進基本計画に基づき『がん予防』、『がん医療』、『がんとの共生』を3本の柱として、がん対策を推進しているとレビューシートにある。がん予防やがん医療であれば、がん検診受診率、がんの生存率といった客観的な数値で示すことができる。しかし仕事と治療の両立などの『がんとの共生』となると、どうしても抽象度が高くなる」と指摘する声があがった。
さらに「仕事と治療の両立ができる環境と思う人の割合を40%」という最終アウトカムについては、「誰にどのようなことを聞いた数字にするのか、そもそも成果目標の立て方についても議論の余地があるのではないか」との意見も出された。
患者視点からの指標設定も
また、がん医療従事者の研修や相談支援なども、どの事業がどのように有用であったか検証していくことが重要との指摘や、がん患者自身が施設や治療の意思決定に関わるといった「患者視点」からの指標も必要ではないかという意見も出された。
中間アウトカムの設定
厚労省は、見直しの方向性として 長期的には「がん死亡率の減少」「仕事と治療の両立支援」への効果が期待できるが、事業の効果をより適切に評価するための長期アウトカムにどれだけ寄与しているかを示す中間アウトカムを設定するとした。
設定にあたっては、がん患者が事業の実施によって、効果をどの程度実感できているかといった視点も踏まえた成果指標を設定すると回答。
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「がん」に関するニュース
- 2025年02月10日
- [高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
- 2025年01月23日
- 大腸がんが50歳未満の若い人でも増加 肥満のある人は大腸がんリスクが高い 予防に役立つ3つの食品とは?
- 2025年01月23日
-
1月23日は「一無、二少、三多の日」
2月1日より「全国生活習慣病予防月間2025 」がスタート! - 2025年01月06日
- 肥満のある人はやはりがんリスクが高い 代謝的に健康であってもがんリスクは上昇 日本人5万人超を調査
- 2024年12月19日
- 2024年度版【保健指導アトラス】を公開!保健指導に携わる人が知っておきたい法律・制度
- 2024年12月17日
-
子宮頸がん検診で横浜市が自治体初の「HPV検査」導入
70歳以上の精密検査無料化など、来年1月からがん対策強化へ - 2024年09月30日
- 10月は「乳がん月間」 マンモグラフィ検査を毎年受けている女性は乳がんリスクが減少 乳がん検査の最新情報
- 2024年08月15日
- HPVワクチンのキャッチアップ対象接種者は2024年9月までに接種開始を 東京都はポータルサイト「はじめてのHPVワクチン」を開設
- 2024年07月22日
- がん発症の40%とがんによる死亡の半数は予防が可能 タバコの健康影響が大きい 肥満や過体重にも対策
- 2024年06月24日
- 「肺がん検診」の受診率は50%前後 7割の若者は「受けたい」と意欲的 がん検診の受診率を高めるプラス要因とは?