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大学院等における実践力を備えた保健師の教育体制の推進を文科省高等教育局に要望提出 [日本保健師連絡協議会]

2015年05月26日

　保健師の団体で構成される日本保健師連絡協議会は5月25日、文部科学省高等教育局長に対し「時代に応える高度な知的素養と実践力を備えた保健師の教育体制の推進（要望）」を提出した。

　現在、社会的な課題となっている地域活性化・地域力育成の中では、保健師の役割が重要とされている。また、地域包括ケアシステムの構築においても、その役割を担う保健師が持つ専門性と知識に大きな期待が寄せられている。

　一方、近年の保健師教育は看護師教育と同時に行われている現状があり、保健師としての実習が不足し技量を身に付けることができない例も上がってきている。

　そこで、保健師で構成されている6団体が組織する日本保健師連絡協議会は、大学院や大学専攻科における保健師教育課程を充実させ、より実践力を備えた保健師の養成を高等教育の中で行えるよう、文部科学省高等教育局長に対し要望書を提出した。

「時代に応える高度な知的素養と実践力を備えた保健師の教育体制の推進（要望）」

要望事項
■1. 保健師教育は看護教育修了後の上乗せ教育とし、大学院で行うよう指導すること
■2. 大学における保健師教育課程の課題を明確にし、指導監督を強化すること
■3. 文部科学省高等教育局の看護教育専門官を増員し、保健師教育の担当を設置すること

　日本保健師連絡協議会は、保健師で構成されている各団体が保健師の活動基盤や専門性の保証に関わる事項について、連携して取り組むことを目的とした組織。

［保健指導リソースガイド編集部］

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