ニュース

宮城県がメタボ対策のアプリを配信 働き盛り世代に「あと1500歩 歩こう」

宮城・仙台の公式キャラクター「むすび丸」
 宮城県はメタボリックシンドロームや糖尿病の割合など、県民の健康に関する指標がいずれも全国下位に低迷している。
 改善を目指す県は、とくに働き盛りの世代を対象に対策を打ち出し、このほどスマホ向けに「みやぎウォーキングアプリ」の配信を開始した。
宮城県のメタボと予備群は2年連続全国3位
 宮城県民のメタボリックシンドロームの割合や糖尿病有病者数、食塩摂取量、運動習慣など健康に関する指標は、いずれも全国下位に低迷している。

 40~74歳のメタボリックシンドローム該当者および予備群を合わせた割合は29.3%で、全国平均の26.2%を上回る。2008~2013年度まで6年連続で全国ワースト2位、2014~2015年度までワースト3位と、不名誉な記録を更新している。

 特定健診の受診率は56.6%と全国平均の48.6%を上回っているものの、特定保健指導を終了した割合は17.1%と全国平均の17.8%を下回った。

 糖尿病の有病者数も、男性6万6,000(有病率 13.0%)、女性6万4,000人(同12.0%)と改善していない。

 地域の健康状態などを把握する県民健康・栄養調査によると、男性は塩分摂取量が全国でも多く1日11.9g(全国平均 10.8g)。喫煙率も高く、男性で31.3%(同 29.7%)。

 1日の歩数も少なく男性 6,803歩(全国平均7,779歩)、女性 6,345歩(同 6,776歩)。
「スマートみやぎ健民会議」を設立
 改善を目指す県は2016年に、企業、保険者、医療・保健・産業分野の機関・団体、大学等研究機関、行政などの参画と協働により、県知事を会長に「スマートみやぎ健民会議」を設立。

 とくに働き盛り世代である青年期・壮年期の男性の肥満やメタボリックシンドロームを対象に対策を打ち出している。

 健康増進をはかるため、県は2017年に、商業施設で健康相談に応じる「みやぎヘルスサテライトステーション」を開設。健康チェックがいつでもできる「健康測定コーナー」を設置したほか、店内を活用したウォーキングイベントや「健康相談会」を定期的に開催した。

 市町村や郵便局とも連携し、散歩コースと消費カロリーを地図に記したウォーキングマップも配布している。「多賀城跡散策コース」「東松島市コース」など1~8キロの29コースを紹介し、自然や文化に触れながら散策する楽しさを提案している。
宮城県が公開しているビデオ
「1日、あと、15分歩こう スマートみやぎ」
スマホを片手にウォーキング
「みやぎウォーキングアプリ」を開発
 2013年に策定した「第2次みやぎ21健康プラン」で、「減塩!あと3g」「歩こう!あと15分」「めざせ!受動喫煙ゼロ」を重点に取組みを進めているものの、いずれも目標値の達成は難しい状況にある。

 とくに身体活動・運動分野では、歩数が20~64歳で減少傾向にあり、全国下位で推移している。会議では「あと1日15分、1,500歩を歩く」を推奨している。

 そこで県は、スマートみやぎ健民会議の取組みのひとつとして、2019年1月よりスマートフォン向けに「みやぎウォーキングアプリ」の配布を開始した。

 位置情報を利用した一般向けアプリ「aruku&(あるくと)」を県内向けにアレンジ。アプリで地図を表示し、現在地から1,500歩でたどり着ける範囲を示す。

 県の「むすび丸」、気仙沼市の「海の子ホヤぼーや」、南三陸町の「オクトパス君」など、市町村に関連した36種類のキャラクターも地図上に登場。歩きはじめるとキャラクターがあらわれ、「あと500歩」などと励ましのメッセージを表示する。

 アプリには県内の地図を反映し、90コースを登録した。仙台市青葉区の定禅寺通のほか、気仙沼・唐桑にあるトレッキングコース「宮城オルレ」などを最後まで歩くと、景品が当たる抽選に応募することができる。

 県健康推進課では「1日15分のウォーキングでも続ければ体は変わる。スマートなご自分を実現するために、少しでも多く歩いて運動習慣を身に付けるきっかけにしてほしい」と話している。
スマートみやぎ健民会議(宮城県)
働く人の健康づくりプラス推進事業~ウォーキングプラス15推進事業~(宮城県 2019年1月31日)
第2次みやぎ21健康プラン中間評価の概要(宮城県 2018年11月21日)
[Terahata]

「保健指導リソースガイド」に関するニュース

2019年04月17日
厚労省「受診率向上施策ハンドブック」で受診率を上げる 強制ではなく自発的な行動に導く「ナッジ理論」とは
2019年04月17日
連休(GW)こそ健康管理に注意 食事・運動・体内時計の調整がポイント 8つの対策で連休を乗り切る
2019年04月17日
日本人のたばこ依存と関連する遺伝子を発見 心疾患、COPDなど11の病気の発症リスクと相関 理化学研究所
2019年04月17日
禁煙のメリットは体重増加のデメリットを上回る 糖尿病のコントロールも改善
2019年04月17日
高血圧が循環器病の原因に 薬を飲んで血圧が低くなっても安心はできない
2019年04月12日
【IDAF】2018年国際糖尿病支援基金・年次報告書
2019年04月10日
未来投資会議「全世代型社会保障における疾病・介護の予防・健康インセンティブ」 受診率向上と重症化予防が柱
2019年04月10日
5人に1人が「不健康な食事」が原因で死亡 たばこや高血圧より深刻 食事改善で命を救える
2019年04月10日
「1日10分程度」のウォーキングで死亡リスクは低下 忙しい人も心配はご無用 運動は限られた時間に行っても効果がある
2019年04月10日
助産師・保健師・精神科医など多職種が連携する「母子保健システム」を開発 メンタルヘルスを向上 国立成育医療研究センター

最新ニュース

2019年04月18日
【健やか21】全国一斉「あそびの日」キャンペーンの実施について(スポーツ庁)
2019年04月17日
厚労省「受診率向上施策ハンドブック」で受診率を上げる 強制ではなく自発的な行動に導く「ナッジ理論」とは
2019年04月17日
連休(GW)こそ健康管理に注意 食事・運動・体内時計の調整がポイント 8つの対策で連休を乗り切る
2019年04月17日
日本人のたばこ依存と関連する遺伝子を発見 心疾患、COPDなど11の病気の発症リスクと相関 理化学研究所
2019年04月17日
禁煙のメリットは体重増加のデメリットを上回る 糖尿病のコントロールも改善
2019年04月17日
高血圧が循環器病の原因に 薬を飲んで血圧が低くなっても安心はできない
2019年04月17日
母乳だけにこだわらない授乳の支援を―厚労省が「授乳・離乳の支援ガイド」を改定
2019年04月12日
【IDAF】2018年国際糖尿病支援基金・年次報告書
2019年04月12日
【健やか21】ネット・スマホのトラブル等 SNS相談を始めます(東京都)
2019年04月11日
厚労省が自殺防止SNS相談事業のガイドラインを公表~具体例をふまえ分かりやすく~
2019年04月10日
未来投資会議「全世代型社会保障における疾病・介護の予防・健康インセンティブ」 受診率向上と重症化予防が柱
2019年04月10日
5人に1人が「不健康な食事」が原因で死亡 たばこや高血圧より深刻 食事改善で命を救える
2019年04月10日
「1日10分程度」のウォーキングで死亡リスクは低下 忙しい人も心配はご無用 運動は限られた時間に行っても効果がある
2019年04月10日
助産師・保健師・精神科医など多職種が連携する「母子保健システム」を開発 メンタルヘルスを向上 国立成育医療研究センター
2019年04月10日
皮膚の若さの維持と老化のメカニズムを明らかに 皮膚の老化を抑えるコラーゲンが判明
2019年04月08日
日本健康会議「健康スコアリング(2018年度版)の効果検証結果」を発表
2019年04月05日
【健やか21】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
2019年04月03日
認知症の危険因子は「糖尿病」「高血圧」「肥満」 生活改善でリスクを軽減できる
2019年04月03日
「世界腎臓デー」 10人に1人が腎臓病の危機にさらされている 早期発見・治療のための戦略が必要
2019年04月03日
介護士の「腰痛」に心身のストレスが影響 腰痛対策のためにストレスマネジメントを
2019年04月03日
1回の採血で10年以内のがん・脳卒中・心筋梗塞の発症リスクを評価できる 血中のアミノ酸バランスを解析
2019年04月03日
「骨粗鬆症」による骨折患者の介護 4人に1人が離職・転職 76%が復帰には悲観的
2019年04月03日
ビタミンCが不足すると筋肉が減る 不足している高齢者で筋力低下 摂取すると回復
2019年04月03日
「糖尿病重症化予防の推進TOPICS」へるすあっぷ21 4月号
2019年03月28日
多職種連携で効率的・効果的な産業保健活動を~厚労省が「産業保健活動をチームで進めるための実践的事例集」発行~
2019年03月28日
【健やか21】2018年HIV感染者・AIDS患者及び梅毒患者の発生動向等について
2019年03月27日
松本市が掲げる「健康寿命延伸都市・松本」 新たな官民連携のあり方を提案 「健康パスポートクラブ」で市民参加を促す
2019年03月27日
「ファストフード」は健康的になったのか? 30年間の調査でカロリーと塩分が増えているとの結果に
2019年03月27日
緑豊かな公園でウォーキング たった20分でもメンタルヘルスに良い効果が 主観的幸福度が向上
2019年03月27日
「卵を1日に1個」は健康的? 「卵」を食べると心筋梗塞や脳卒中のリスクが低下するという報告も
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 8,121 人(2019年04月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 保健師 44%
  • 看護師 20%
  • 管理栄養士・栄養士 22%
  • その他 14%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶