「保健指導アトラス」とは?
保健指導に携わる人が知っておきたい法律・制度
住民や労働者などと面談の際、国の制度や受けられる保障等について質問されたとはありませんか。そんな時に、自分の専門分野以外については、対応できなかったことはありませんか。
多くの制度は縦割りの法の下に行われているため、サービスや給付の申請などの手続きについては、該当するそれぞれの窓口でそれぞれ行う必要があります。また、本人または代行者が申請しない限りサービスや給付は受けられない仕組みになっていることが多く、受ける側にとって親切とは言い難いのが現状です。
保健指導に携わる人は、面談や保健指導を実施するに当たり、様々な制度やその申請方法等について、参考になる情報のありかを知っておくことが必要と考えられます。そんな時に「保健指導アトラス」が役に立ちます。
住民や労働者等から相談があった場合や必要に応じ、本人や家族が、法に基づいたサービスを適切に受けられるよう支援できたら良いでしょう。また、日々の保健活動を行ううえで関係の深い法律等については、できるだけ原文に当たり、目的を確認するとともに全体を一読することをお勧めします。
其々の施策や事業に関し、関係機関等に書類を提出したり、報告書を作成したりする際、単に「決まり事だから」として行うのではなく、常に保健活動全体とそれぞれの事業との関連性を考えながら進めることが重要です。そうすることにより、一つ一つの事業を縦割りに考えることなく、それぞれの地域や企業・病院、学校等の実情にあった活動の展開を図り、時には事業の効率化や効果のある事業の推進につなげる視点で検討できるからです。