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健康運動看護師とは -看護職だからできる健康運動の実践指導-


(2017/04/10)
No.6 地域の仲間たちと楽しく健康に暮らす!
大田 千賀子
健康運動看護師(健康スポーツナース)
医療法人周行会居宅介護支援事業所
日本ノルディックフィットネス協会 常任理事・公認アドバンスインストラクター
 2014年4月に偶然NHKクローズアップ現代【子どもの体に異変あり~広がる"ロコモティブシンドローム"予備軍】を観て、「健康スポーツナース」のことを知りました。

 訪問看護師・ケアマネジャーとして在宅医療に携わる中で、ケアを要する人だけでなくその家族や、さらに拡大して地域の人々の健康づくりをしたいと思っていた私は、この番組が一つの使命を与えてくれたように感じました。

 看護師は疾患を有する方の看護だけでなく、病気の予防や回復、終末期の看取りなど、生涯どの時期においても関わりをもつことができ、患者のみならずその家族や周囲の方々の健康にも目を配り支援をすることができます。

 地域の人々と関わり、仕事以外でも運動を通した健康支援活動を行っていた私は、同じ志を持つ仲間を求めていました。すぐに日本健康運動看護学会のホームページにアクセスし、宮崎県で開催された健康スポーツナース養成講座に参加しました。

 個人的な活動としては、日本ノルディックフィットネス協会(JNFA)にて常任理事を務めています。2004年、滋賀県守山市の高齢福祉課に看護師として勤務していた際に、デンマーク・ラナース市から守山市を訪問された福祉課長の英語通訳を引き受けました。北欧の人々は高齢になっても心身ともに自立(自律)して生活している人が多くいます。"何か特別のメソッドがあるのか?"と尋ねたところ、ノルディックウォーキング(NW)という北欧生まれのスポーツを紹介されました。

 NWはクロスカントリースキーの夏場のトレーニングとして始まりました。肩からの腕振りと専用ポールを斜め後ろに押すことによる推進力をもとに、身体を前に進ませるものです。上半身の運動量に優れ、全身筋運動及び有酸素運動として有用なエクササイズであることを知り、その虜になった私は、気がつくとNWを日本で普及させるために走り回っていました。

 現在は、INWA国際NW連盟(http://www.inwa-nordicwalking.com/)公認の国内ただ一つの組織JNFA(日本ノルディックフィットネス協会(http://jnfa.jp/))で、全国の指導者、医学やスポーツ科学の専門家の方々と連携しながら私自身も活動を続けています。

 そしてこれからは、健康スポーツナースとしての自覚を持ちながら、全国の健康スポーツナース仲間とともに看護師の資格を活かした活動を行っていきたいと考えています。

 「健康スポーツナース」であるということ、そして仲間との情報交換や学会への参加は、専門的知識の習得、学術的な裏付けの確認に繋がり、NWの指導に大いに役立っています。実際、最近の活動では有疾患者からメタボ・ロコモ予備軍の方々、アスリートまで、幅広くそれぞれの能力に応じて、NWを中心とした運動指導を行い、効果を出しています。

 私の場合、看護の現場のみならず、地域や職場でNWによる運動支援を部活動のように展開し、さらに発展させたいという夢を持っています。楽しく快活な生活の手助けを健康スポーツナースが担い、その結果、国民の健康寿命が延伸できることを願っています。この分野が発展することに少しでも貢献したいです。