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梅雨に多い「梅雨だる」を6割が実感 症状を深刻化させないポイント

 「ウーマンウェルネス研究会」の調査によると、「梅雨」(6月~7月)は1年でもっとも天候ストレスを感じやすい季節だ。同研究会はこの時季に多い「梅雨だる」の予防・改善の方法を紹介している。
梅雨時期に感じやすい心身の不調
 梅雨時期は低気圧の日が長く続く上に、気温の急激な変化や高い湿度、日照不足などの複数の天候ストレスが加わることで、ふだんよりも自律神経の働きが乱れやすくなる。

 さらに、夏服に変わって薄着になる時期でもあり、場所によってはクーラーも入り始めるため、知らず知らずのうちに身体が冷えて血めぐりが悪くなり、さらに自律神経の乱れを悪化させてしまう可能性がある。

 女性の健康力向上を通した社会の活性化への貢献を目指す「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」(代表:対馬ルリ子・女性ライフクリニック銀座院長/産婦人科医)は、梅雨時期に感じやすい心身の不調を「梅雨だる」と呼び、その症状と改善方法について解説している。
「梅雨だる」についての意識調査を実施
 「ウーマンウェルネス研究会」によると、「梅雨だる」に影響しやすいのは、(1)気圧や気温などの急激な天候の変化、(2)空調設定の変化(クーラー使用)、(3)衣服や食生活の夏向きへの変化――という3つの変化だ。

 同研究会は、「梅雨だる」についての意識調査を、首都圏在住の20~50歳代の男女810人を対象に実施した。

 天候ストレスを感じやすい季節を聞いたところ、「梅雨」(6月~7月)と回答した人がもっとも多く、約6割(59.5%)が梅雨特有の不調「梅雨だる」を実感しているという結果になった。

 「梅雨だる」の症状として多いのは、「だるい」(65.4%)、「憂鬱な気分」(39.6%)、「身体が重い」(30.5%)、「やる気がしない」(27.8%)、「疲労感」(25.5%)などで、さらに「肩がこる」「頭痛」「冷えを感じる」などの症状もみられた。

 梅雨だるを実感していない人も、3人に1人(36.6%)は何らかの不調経験がある「かくれ梅雨だる」ということが明らかになった。
ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao
症状を深刻化させないために不調レベルをチェック
 調査結果について、産業医として活躍する医師で健康科学アドバイザーの福田千晶氏は次のように解説している。

 梅雨時期の不調は、もともと体質的に弱い箇所に出やすく、調査結果で多かった症状以外にも、「胃腸障害」「便秘」「下痢」「めまい」「むくみ」「微熱」などのさまざまな症状として表れるのが特徴だ。

 特に今年前半は、記録的な寒波、インフルエンザの大流行、寒暖差の激しい春と、例年に比べて厳しい環境が続いた。この期間に体調を崩してしまった人は、天候の変化に敏感でダメージを受けやすいタイプといえる。

 そうした人は、1年で最も天候ストレスが重なりやすい梅雨時期には、よりいっそうの注意が必要となるという。

 福田氏によると、梅雨時期に不調を感じる人は症状を深刻化させないように、まずは不調レベルを自分自身でチェックすることが大切だ。

 「梅雨だる」の主な症状は、▼だるさ、肩こり、目の疲れがひどい、▼顔や手足がむくみやすい、▼いつもより頭痛やめまいを感じることが多い、▼身体の冷えを感じることが多く、冷えがとれにくい、▼仕事やプライベートでいつもはがんばれることも、なんとなくやる気が起こらない――。2つ以上が該当する人は「注意モード」、4つ以上の人は「梅雨だる警報モード」だという。
「梅雨だる」に対策する方法
 福田千晶氏が提案する、梅雨時期の「梅雨だる」に対策する方法は次の通り。

 なお、「梅雨だる」とその対策法について、詳しくは「ウーマンウェルネス研究会」のホームページで解説されている。

1. 「片足歯みがき」でやる気スイッチオン
 朝の身支度中に気軽にできるストレッチを毎日続けることで、やる気モードに自然にスイッチが入り、1日のスタートを軽快に始めることができる。

2. 1食1温メニュー
 梅雨時期は、さっぱりした冷たい食事をとりがちだが、それが胃腸の血管を収縮し、自律神経の乱れにつながる。1食の中で1品は温かい食べものや飲み物をメニューに組み込む。

3. ぬるめの炭酸入浴で自律神経コントロール
 汗をかきやすい梅雨時期はシャワーだけで済ませずに、「入浴」すると効果的だ。入浴は身体を温め、疲労を軽減し、乱れがちな自律神経を整えてくれる。
 炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38~40℃のぬるめのお湯に約10分ゆったりと浸かることで温浴効果が高まり、血流が良くなる。短時間で身体を温めることができ、身体がほぐれて疲労を軽減してくれる。

4. 安眠スイッチは就寝前の目もと温め
 目もとには自律神経を整える神経が集まっているため、就寝前に目もとを温めると、リラックスして副交感神経が優位になり、質の高い睡眠が得やすくなる。温めにはホットアイマスクや蒸しタオルを使う。

5. 外出にはレイングッズにプラス1
 温度差のある空間をいったりきたりすると、汗を出したり、汗を止めて熱を作ったりと、体温調整をつかさどる自律神経の働きが乱れやすくなる。
 梅雨の外出時は首もとや足もとを冷やさないように、着脱可能なファッションアイテムをプラスし、変化しやすい室温に対応する。

ウーマンウェルネス研究会: ウェルラボ
[Terahata]

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