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「食事のGIおよびGLと糖尿病発症のリスクとの関連について」
2014年04月15日
「食事のGIおよびGLと糖尿病発症のリスクとの関連について」
(国立がん研究センターがん予防・検診研究センター/2014年4月15日)
女性では食事のGLと糖尿病のリスクとの間に関連が見られた。
例えば白米や食パン、もち、じゃがいも等の血糖値を急速に上げる食品が食事の多くを占める人や、これらを多く食べる人では、糖尿病のリスクが高まることが考えられる。男性においては同じような結果はみられなかった。
しかし、喫煙や飲酒など健康を害する要因を持つ人は男性に多く(解析では調整されているが)、他の健康に良くない特質がこの研究では考慮されていない可能性もあり、関連が無いとは言えない。
男性では、食事のGIと糖尿病のリスクとの関連が、脂肪を多く摂取する人にだけ見られた。また女性で脂肪を多く取る人では、血糖の上昇が緩やかな炭水化物が多くを占める食事をすることで、糖尿病のリスクが下がることが示唆された。
メカニズムは明らかではないが、炭水化物と同時に摂取された脂肪が、ある程度の食事のGIでは、血糖の上昇を穏やかにしていることが考えられる。
(国立がん研究センターがん予防・検診研究センター/2014年4月15日)
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