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ICT(情報通信技術)を活用した面接指導の実現に向けて

 連載「健診・保健指導のみちしるべ~業界キーパーソン直撃インタビュー~」(インタビュアー 木村大地氏/(株)リンケージ)を更新しました。今回は、協会けんぽが取組む保健指導について、各支部の事例や医療機関との取り組み例、今後広まるICT(情報通信技術)を活用した面接指導などをお伝えします。

 木村:保健指導スタッフのモチベーションアップについて何か取り組んでいますか?

 六路:支部によっては、リレー方式の指導方法を採用しており、初回面接は保健師が行い、継続支援は管理栄養士が行います。また、担当制で最後まで一人で実施する支部もあります。ほかには、チーム毎にテーマを決め課題解決をしていく方法をとるところもあります。基本的に、支部ごとの裁量に任せているのが現状です。

 木村:指導者スキルの格差は、保健指導を実施されるどの領域の方々も課題にあげていましたが、教育等はどのように行っていますか。

 六路:一昨年から産業医科大学の森 晃爾先生と「PDCA」をまわすための対策をセミナー形式で実施しており、今年で二年目に入ります。基本的なことですが、保健指導もPDCAを意識することで効果が着実に出てきています。ただし、実際には支部間格差、保健師間格差が増えてきていることも事実です。

健診・保健指導のみちしるべ~業界キーパーソン直撃インタビュー~

【株式会社リンケージ】
 健康診断に関する現状の課題を解決するためのサービス提供や、事業全般の企画、職員向けセミナー等。健診事業専門集団として、お客様が必要とするサービスのコーディネーター役を担っております。
 ヘルスケアリテラシーの向上に寄与することで、健康診断という「手段」の活性化につなげ、不健康寿命の縮小を目指しております。
 最近は、セミナー依頼が増える中、ASEAN進出の海外駐在員向けの健康管理事業も手がけ、時代のニーズ応じた健康管理文化の創出をしております。
 ◆ホームページ http://linkage-inc.co.jp/
[保健指導リソースガイド編集部]
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