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女性は「ライフプランニング」に積極的 9割が「年金だけでは不安」

 ソニー生命保険は、全国の20~50歳代の男女を対象に「ライフプランニングに関する調査」を行った。それによると、「生活不安を感じること」の上位は「家計・経済状態」と「健康状態」。今後の人生のために2015年から始めたいことでも、「貯金」「節約」「健康増進」が上位を占めたという。
若い世代は結婚や出産、住宅への意欲が強い
 調査は、2014年12月16日~17日の2日間、全国の20~59歳の男女1,000人を対象にインターネットを介して行われた。

 「生活不安を感じること」は、「家計・経済状態(賃金水準や資産状況など)」(62.6%)、「健康状態(生活習慣病やがん・女性特有の疾患への不安など)」(44.9%)、「老後の生活設計」(42.2%)、「雇用状態(就職・転職活動、倒産・リストラの不安など)」(31.4%)が多かった。

 また、20歳代の5人に1人が「家族をもてない」という不安を抱えていることも分かった。ただ、結婚や出産、住宅への意欲は若い世代で高く、25~29歳の23.9%が「第一子の誕生」を、30~34歳の17.1%が「マイホーム購入」を考えていることが判明。
9割が「年金だけでは不安」 貯蓄の想定額は1300万円
 調査では老後の生活について、経済的な不安感が強いことも示された。老後の生活は、9割が「年金だけでは不安」と回答。「老後のために貯金がどれだけあれば安心か」という質問に対しては、「1,000万円台」(28.9%)で最多、「2,000万円台」(15.9%)、「5,000万円台」(14.8%)と続き、平均額は3,162万円だった。

 しかし、老後までにいくら貯金できると想定しているかは「500万円未満」(31.8%)が最多で、「500万円以上~1,000万円未満」(25.5%)、「1,000万円台」(20.7%)と続き、平均額は1,307万円だった。

 人生観や価値観については、「低収入だが、友人・家族に囲まれた人生」(60.8%)を望む人が多く、「高収入だが、友人・家族との時間が少ない人生」(39.2%)を大きく引き離した。

 また、「働かなくても生活に困らない人生」(53.5%)、「共働き・家事分担世帯」(55.2%)、「都会暮らし」(56.2%)を望む事が多かった。

 人生で絶対に避けたいと思うことは、「詐欺に遭う(振り込め詐欺など)」「もしものとき(死亡・対人事故・火災・失業など)、自分や家族が経済的に困窮」「欠陥住宅の購入」がそれぞれ半数近くを占めた。
8割が「ライフプランニング」を実行
 ライフプランニングについて聞いたところ、ライフプランニングを行ったことがある人の割合は77.9%となった。

 どのようなことがきっかけになってライフプランニングを行ったか聞いたところ、最多回答となったのは「結婚」で37.5%、次いで「就職・社会人生活」24.5%、「出産」22.1%、「子どもの成長・進学」18.2%が続いた。ライフイベントを迎える時期がきっかけになりやすいようだ。

 男女別にみると、「出産」(男性15.9%、女性28.1%)や「子どもの成長・進学」(男性12.2%、女性24.1%)では女性のほうが10ポイント以上高くなり、「親の老い(退職や介護など)」(男性8.3%、女性17.5%)でも女性のほうが高くなった。子どもや親がきっかけとなりライフプランニングを行うのは、男性よりも女性に多いという実態が明らかになった。

ソニー生命保険
[Terahata]
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