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「健康食品と医薬品の併用」半数は医師に伝えず 機能性表示食品の1年後
2016.03.16
 機能性表示食品制度が2015年4月に始まり1年が経過した。医薬品に似た機能を掲げた食品・サプリメントが増えているが、一般市民の理解は追い付いていない。これを受けて「くすりの適正使用協議会」が行ったインターネット調査で、機能性表示食品や医薬品の使用について誤解や間違った理解が多いことが示された。

 調査は今年2月に行われ、対象となったのは全国の20~70歳代の男女600人。そのうち機能性表示食品の使用経験者は300人であり、医薬品を一時的に使用または継続している人は385人だった。
機能性表示食品を理解していない人が7割
 保健機能食品制度は、「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」など、特定の保健の目的が期待できる(健康の維持及び増進に役立つ)食品の場合にはその機能について、また、国の定めた栄養成分については、一定の基準を満たす場合にその栄養成分の機能を表示することができる制度。

 保健機能食品には「特定保健用食品」(通称トクホ)「栄養機能食品」「機能性表示食品」がある。このうち機能性表示食品は、トクホや栄養機能食品に続く、第三の機能性表示制度として2015年4月に始められた。

 機能性表示食品は「事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品」だが、くすりの適正使用協議会の調査では機能性表示食品について理解していない人が69.5%に上ることが明らかになった。

 また、健康食品と薬剤を併用した場合、相互作用に影響することがあるため、健康食品を摂取する場合は医療従事者への相談が求められる。しかし、薬剤を継続的に使用している人の約半数は、医師に健康食品との併用を伝えていないことが分かった。

 医療従事者に健康食品と医薬品の併用を伝えない理由としてもっとも多かったのは、「特に伝える必要がないと感じたため」(70.6%)であった。「自分の病気や薬とは関係ないため」(23.5%)、「面倒だったため」(17.6%)、「医師・薬剤師に健康食品を使っていることを知られたくないため」(2.9%)だった。
2人に1人が健康食品と医薬品の併用を医療従事者に伝えたことがない
半数以上が「健康食品には副作用がないと思う」と回答
 また、健康食品の副作用については「副作用がないと思う」「分からない」と回答したのは、全体の55.9%を占めた。健康食品の目安量については「医薬品ほど効き目が強くないので、記載されている目安量より多く摂取しても問題はない」「分からない」と回答したのは、全体の40.3を占めた。
健康食品に「副作用がある」ことを理解していない人が半数以上
 機能性表示食品の使用経験がある人の中には、「薬に比べ副作用が少ないため」(8.7%)、「病気の治療のため」(3.7%)、「現在服用している薬の足しにしたいと思ったため」(2.3%)など、同食品の本来の目的(健康の維持および増進に役立ている)を逸脱している人が一定数いることも分かった。

 今回の調査結果ついて、くすりの適正使用協議会は「健康食品全般や機能性表示食品、そして健康食品と医薬品との違いに関する理解はまだまだ低いことが分かった。健康食品を医薬品と併用した場合は相互作用の可能性があるため注意が必要となる。患者が健康食品を摂取する場合、医療従事者に確認しながら適切に利用することが重要だ」と述べている。

くすりの適正使用協議会
(Terahata)
©2017 日本医療・健康情報研究所. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。

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