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【新型コロナ】家庭や子供にどう影響したか 小児科学会「学校閉鎖は子供にとってストレス」 夫婦の2割「絆が深まった」

 新型コロナウイルスに感染した子供の感染場所は家庭であることが8割近くに上ることが、日本小児科学会の調査で明らかになった。
 「学校や保育施設の閉鎖は流行阻止の効果が乏しい」としている。
 一方、既婚男女を対象とした調査では、夫婦関係が「良くなった」と答えた人が2割に上った。うち6割が家庭での「コミュニケーションや会話の増えた」と思っている。
子供が感染した場所の8割近くが「家庭」
 日本小児科学会の調査で、新型コロナウイルスに感染した子供の感染場所は家庭であることが77%に上り、とくに親から感染しており、学校や保育園・幼稚園は少ないことが分かった。

 インフルエンザの場合は、学校や保育施設での子供の感染が契機となり、家庭を介し社会へと流行が拡大していくが、新型コロナはこれとは異なり、社会での流行が家庭に持ち込まれて子供が感染することが多いとしている。

 日本国内で報告された子供の感染患者数は、10月7日の時点で、10歳未満で2,112人(2.4%)、10~19歳で4,399人(5.1%)。

 感染場所が判明した子供のうち、感染場所が家庭だったのは474人(77%)。その他は、幼稚園・保育園が46人(7%)、学校が35人(6%)、家庭教師や塾が8人(1%)となっている。

 子供が新型コロナウイルスに感染しても、ほとんどの症例は軽症であることも分かった。同学会は「子供は、COVID-19流行にともなう社会の変化のなかで、さまざまな被害を被っている」と指摘している。
学校や保育施設の閉鎖は流行阻止の効果が乏しい
 今年の3月~5月は安倍晋三首相(当時)の要請と緊急事態宣言で全国的な一斉休校になり、保育施設なども休園が続いた。

 しかし、学校や保育所でのクラスターも報告されているものの、社会全体からみると少なく、今春の小中学校の休校時期だけでなく、学校が再開していた8月以降も同じ傾向がみられた。

 同学会は、流行に対する学校や保育施設の閉鎖について、「新型コロナの死亡者の減少が2~3%にとどまっており限定的」として、流行阻止効果に乏しい可能性を指摘している。

 学校閉鎖はむしろ、「子供の教育の機会を奪うだけではなく、屋外活動や社会的交流が減少することともあいまって、子供を抑うつ傾向に陥らせている」と指摘。

 「就業や外出の制限のために親子とも自宅にひきこもるようになって、ストレスが高まることから家庭内暴力や子ども虐待のリスクが増すことが危惧されている。加えて、対応する福祉施設の職員が通常通り就業できない状況が虐待増加に拍車をかけている」としている。

 乳幼児健診や、子供の麻疹ワクチンなどの予防接種の受診が減少することも危惧している。同学会は「子供では、COVID-19が直接もたらす影響よりも、COVID-19に関連する健康被害の方が大きくなることが予想される」と強調している。
コロナ禍で2割が夫婦仲が「良くなった」と感じている
 明治安田生命保険は、「いい夫婦の日」(11月22日)に合わせて、20代~50代の既婚男女を対象に、コロナ禍の影響で夫婦関係に変化があったかなどを聞くアンケート調査を実施した。調査は10月にインターネットで実施し、1,620人から回答を得た。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大の影響で、夫婦仲が「良くなった」と答えた人の割合は19.6%で、「悪くなった」の6.1%の3倍超に上った。

 仲が良くなった理由は、「コミュニケーションや会話の機会が増えたため」(62.5%)、「一緒に食事をする頻度が増えたため」(37.1%)、「支えになる人が側におり、心強いと感じたため」(21.1%)が多かった。

 コロナ禍をきっかけとした離婚が話題になったが、実際にはテレワークなどの新しい生活様式の浸透により、在宅時間が増えるなど、夫婦の会話や一緒に食事をする機会が増え、夫婦仲がよくなったと実感している人が少なくないことが示された。

 さらに、夫婦仲が「円満」と回答した人の夫婦の会話時間は、平日では146分、休日では273分となり、「円満でない」と回答した人のそれぞれ53分と83分に比べ3倍の差があることが分かった。

 円満である夫婦ほど会話時間が長くなる傾向にあり、夫婦の円満度とコミュニケーションの時間は比例する関係にあるようだ。さらに、会話の内容をみると、「子供のこと」を話す割合は「円満」な夫婦では64.2%に上った。

公益社団法人 日本小児科学会

文部科学省:学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル〜「学校の新しい生活様式」〜

明治安田生命保険
[Terahata]

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