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治療と就労の両立支援マニュアルが完成、コーディネーター研修も開催

 病気になっても無理なく働ける社会の実現を目指して―。独立行政法人 労働者健康安全機構はこのほど、がん・糖尿病・脳卒中・メンタルヘルスの4つの疾病分野について「治療と就労の両立支援マニュアル」を作成し、公表した。
 国が進める働き方改革でも病気の治療と仕事の両立が大きなテーマとなる中、主治医と会社、産業医の連携をスムーズに行って患者をサポートするコーディネーターの重要性が指摘されており、同機構では今後は、同マニュアルを活用して広く養成を進めていく方針。

 同機構は勤労者の治療と就労の両立支援を進めるため、平成26年度から全国の労災病院で「治療就労両立支援モデル事業」を展開。がん・糖尿病・脳卒中・メンタルヘルスの4分野での支援事例を収集し、分析・評価を行ってマニュアルを作成した。

 マニュアルでは医療機関で両立支援業務を行ううえで必要となる基本的スキルや知識や事例を紹介。医療従事者や医療スタッフが、実際に患者の治療と就労の両立を支援するときに留意すべき事項などをまとめている。

 医療従事者だけではなく、企業の労務管理担当者や産業保健スタッフにとっても両立支援の基本的な取り組み方法が理解できる構成になっている。

 一方、モデル事業の中では、患者を中心に医療機関と職場の間で情報提供し、仲介や調整の役割を担う「コーディネーター」の養成研修プログラムも行われてきた。研修は平成27年度から、看護師やMSW(医療ソーシャルワーカー)など同機構の職員を対象に計3回にわたって実施。91人が受講を終了し、各労災病院での実務にあたっている。実際にモデル事業で支援した対象者からは満足度が高いとする評価が得られており、コーディネーターの存在が大きかったと同機構では考えている。

 そのため平成29年度からは同機構職員に限定せず、一般の医療従事者や医療スタッフにも対象者を拡大して「両立支援コーディネーター研修」を開催。同マニュアルをテキストとして使い、広く両立支援モデルの普及を図っていく。

 研修の詳細は以下の通り。研修は秋以降にも開催され、随時、HPに情報が掲載される予定。

【東京会場】
日時:平成29年5月27日(土)9:00~17:30
場所:AP東京丸の内(東京都千代田区)

【大阪会場】
日時:平成29年7月22日(土)9:00~17:30
場所:AP大阪梅田茶屋町(大阪市)

受講料:3,000円(税込み)

受講対象者:医療機関に勤務する医療従事者(医師・看護師・MSW等)、その他両立支援に携わる方

募集定員:各会場100人(定員になり次第募集締切り)

申込み方法:労働者健康安全機構のHP (https://www.johas.go.jp/)の受講申込みバナーから登録(4月1日受付開始)

独立行政法人労働者健康安全機構プレスリリース「治療と就労の両立支援マニュアルの公開と関連研修の案内」
治療と就労の両立支援マニュアル ダウンロードページ
両立支援コーディネーター研修について

[yoshioka]

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