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5~9月に職場での熱中症対策を重点的に実施 クールワークキャンペーン
2017.03.27
 厚生労働省は職場における熱中症を予防するため、5月から9月にかけ、新たに「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施する。職場での熱中症に減少傾向がみられず、死亡者数も平成24年からの5年間で80人を突破。そのため予防管理者の専任など管理体制から見直す必要性などを訴え、今夏における熱中症の労働災害の大幅減少、死亡災害ゼロを目指す。

 平成25年から29年の「第12次労働災害防止計画」では、職場における熱中症について、第11次の同計画で発生した1,948件と比べて死傷者数を20%以上減少させる、という目標が設定されている。これまでも目標達成を目指してさまざまな対策が行われてきたが、平成29年1月現在の速報値ですでに1,879件となり、計画期間をあと1年残してすでに目標を上回っている。

 そのため厚生労働省は労働災害防止団体などとともに、平成29年5月1日から9月30日まで、事業場における責任体制の確立を含めた熱中症予防対策の徹底を図ることを目的に、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を展開することとした。これに先立ち4月は準備期間と定め、政府全体の取り組みである熱中症予防月間の7月を重点取組期間とする。

 具体的に各事業場では、WBGT値(暑さ指数)を随時、把握し、適切な措置を講じる必要があるとしている。準備期間中にはWBGT値測定器を準備し、WBGT値が基準値を超えるおそれのある場所には簡単な屋根や、通風または冷房設備、ミストシャワーなど散水設備の設置を検討するのが望ましい。そのほか、氷や冷たいおしぼりなど身体を適度に冷やす物品や設備などを備えた休憩場所の整備、透湿性・通気性のよい服装の検討も考慮するよう求めている。

 また作業管理の面からも、WBGT基準値を大幅に超える場所では原則として作業を行わず、やむを得ず行う場合は単独作業を控えて休憩時間を長めに設定すること、また作業中は心拍数や体温、尿の回数などの身体状況や、水分・塩分の摂取状況を頻繁に確認することなどを推奨している。さらに作業時間を7日以上かけて次第に長くし、身体を熱に慣れさせる「熱への順化」期間を設けることも有効としている。

 熱中症予防管理者については、WBGT値の低減対策の実施状況や、各労働者の熱への順化状況、朝礼など作業開始前の労働者の体調などについて確認することなどを業務としている。作業中はWBGT値の測定結果を確認し、結果に応じて作業の中止や中断を判断したり、職場を巡視して労働者の水分や塩分摂取状況を確認したりする必要もある。

 実施要項では、身体作業強度などに応じたWBGT基準値を表記しているほか、着用している服装によって加えるべき補正値も示すなど、職場での対策につながる具体策が詳しく記されている。

厚生労働省 報道発表『新たに「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します』

(yoshioka)
©2017 日本医療・健康情報研究所. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。

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