ニュース

じんましんは「日常生活に影響」 突然に激しいかゆみを伴い発疹が

 突然、皮膚に激しいかゆみを伴う発疹が現れる「じんましん」。慢性じんましんの影響は男性よりも女性の方が大きいことが、調査で明らかになった。
じんましん患者の4割が「日常生活に影響」
 じんましんは、膨疹と呼ばれる紅斑を伴う一過性、限局性の浮腫が病的に出没する疾患であり、その多くは痒みを伴う。これらの症状は仕事や学業の能率を著しく低下させ、日常・社会生活上の問題となり、患者の生活の質を大きく損う。

 製薬企業のノバルティス ファーマが、慢性じんましん患者200人を対象に行った調査によると、過去4週間にじんましんを発症している患者の約4割が「ストレスがたまる」「仕事・家事・学業で集中が妨げられる」など、日常生活に何らかの影響を受けている。

 また、慢性じんましん患者の約3割で、症状が出ていない時でも、じんましんを意識してしまうため生活にマイナスの影響があると回答し、心理的負担が大きいという実態が浮かび上がった。

 調査によると、過去4週間でじんましん症状が出た患者の症状発現平均日数は11.3日であり、月の3分の1以上症状に悩まされる患者が多く、症状の継続時間は平均4.1時間だった。発症時間帯は「夜」がもっとも多く、全体の約4割だった。

 過去4週間でじんましんを発症している患者の約4割が、症状が出た際に日常生活に影響があると回答した。具体的な影響は、「イライラする、ストレスがたまる」「仕事・家事・学業で集中が妨げられる」「眠りにつくのが妨げられる」などだった。
じんましんの負担は女性の方が大きい
 これら日常生活や心理面への影響は、どちらも女性の方が負担に感じる傾向にあり、特に「睡眠中に起きてしまう」「肌を露出できない」「衣類を選ぶ際に素材を気にしないといけない」といった回答が女性から多く得られた。

 「女性に特徴的な慢性じんましんの影響が明らかになりました。患者と医師が積極的にコミュニケーションを取ることで、症状について諦めず、生活の質の改善を目指すことが大切です」と、猪又直子・横浜市立大学 大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学准教授は言う。

 じんましんを起こす原因がわかっている場合は、その原因を取り除き、避けるのが治療法となる。例えば物理性の刺激であれば締めつける衣類を避けるなど服装を工夫したり、アレルギーがあれば原因となる特定の食品や薬を避けるといった対処を行う。

 原因が特定できなかったり、特定できても避けきれない場合は、「抗ヒスタミン薬」の服用が治療の基本になる。抗ヒスタミン薬は血管や知覚神経がヒスタミンの刺激を受けないようにブロックし、反応が起きるのを防ぐ。

 最近では、血中や皮膚内の遊離IgEに結合し、免疫に関係する肥満細胞(マスト細胞)と呼ばれる血球系の細胞や、白血球の一種である好塩基球の活性化などを抑制することで、慢性じんましんのそう痒・膨疹といった症状を抑制する薬剤も治療に使われている。

 「長引くじんましんで日常生活に影響がある場合は、症状改善のために皮膚科専門医を受診することをお勧めします」と、秀道広・広島大学大学院医歯薬保健学研究科皮膚科学教授はアドバイスしている。

蕁麻疹-皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
[Terahata]

「健診・検診」に関するニュース

2018年02月21日
【講演会参加者募集】" 実践!スローカロリー " ~上手な糖質活用のノウハウを教えます
2018年02月20日
健診・予防3分間ラーニングDVD 決算SALE実施中 ♪ ~健診待合室や健康教育・保健指導の情報提供に最適~
2018年02月15日
「たばこ規制」をどうする? 多方面で厚労省の法改正素案に反対の声
2018年02月15日
「足の冷え」「むくみ」は血管の老化が原因 足の動脈硬化を改善
2018年02月15日
人工知能(AI)で「胃がん」を早期発見 98%の精度で「熟練医に匹敵」
2018年02月15日
日本発のバイオマーカー 尿中L-FABPを活用した腎疾患管理
2018年02月14日
【全国生活習慣病予防月間講演会レポート】「生活習慣病」と「がん」その予防に共通するキーワードは?
2018年02月09日
花粉症予防アプリ「アレルサーチ」で発症要因解明と予防の啓もうを(順天堂大学)
2018年02月07日
気温差が大きいと「脳卒中」のリスクが上昇 季節の変わり目に注意
2018年02月07日
「時間栄養学」の新たな発見 食事のタンパク質が「体内時計」を調整

最新ニュース

2018年02月21日
【講演会参加者募集】" 実践!スローカロリー " ~上手な糖質活用のノウハウを教えます
2018年02月20日
健診・予防3分間ラーニングDVD 決算SALE実施中 ♪ ~健診待合室や健康教育・保健指導の情報提供に最適~
2018年02月19日
妊娠子育て期の女性に医師・管理栄養士伴走による遠隔指導研究を開始
2018年02月19日
【健やか21】約100名の女子大生・女子高生と"女性の健康"を考えるイベント
2018年02月15日
「たばこ規制」をどうする? 多方面で厚労省の法改正素案に反対の声
2018年02月15日
「足の冷え」「むくみ」は血管の老化が原因 足の動脈硬化を改善
2018年02月15日
人工知能(AI)で「胃がん」を早期発見 98%の精度で「熟練医に匹敵」
2018年02月15日
喫煙と飲酒が口腔・咽頭がんのリスクを上昇 たばこ、お酒でリスクは4倍に
2018年02月15日
日本発のバイオマーカー 尿中L-FABPを活用した腎疾患管理
2018年02月14日
【全国生活習慣病予防月間講演会レポート】「生活習慣病」と「がん」その予防に共通するキーワードは?
2018年02月11日
【健やか21】平成29年度「子ども予防接種週間」の実施について
2018年02月09日
花粉症予防アプリ「アレルサーチ」で発症要因解明と予防の啓もうを(順天堂大学)
2018年02月08日
「おにぎりダイエット」で体重が減少 ご飯と運動で腹囲は減らせる
2018年02月07日
いま知っておきたい「花粉症」対策 最新の治療で上手に乗り切ろう
2018年02月07日
気温差が大きいと「脳卒中」のリスクが上昇 季節の変わり目に注意
2018年02月07日
「時間栄養学」の新たな発見 食事のタンパク質が「体内時計」を調整
2018年02月07日
アルツハイマー病を簡単に検査できる技術を開発 わずか0.5ccの血液で判別
2018年02月06日
「働く女性の健康~今日的な課題への対応~」へるすあっぷ21 2月号
2018年02月05日
【健やか21】平成30年度「児童福祉週間」の標語が決定しました!
2018年02月05日
健康寿命日本一を目指す大分県、県民総ぐるみの健康づくりを軌道に
2018年01月31日
子宮頸がんワクチンの有効性を強調「理解と判断を」 厚労省がリーフレット
2018年01月31日
特定保健指導の効果を「ビッグデータ」で検証 3年後にメタボが31%減少
2018年01月31日
国立がん研究センターとヤフーが連携 検索で「がん情報サービス」を表示
2018年01月31日
楽しくできる「インターバル運動」で脳を活性化 体力が低下した人にも有用
2018年01月31日
大豆イソフラボンが「サルコペニア」を軽減 筋肉細胞の減少を抑える効果
2018年01月29日
【健やか21】 自治体・企業・NPO「子育て支援連携事業」全国会議開催
2018年01月29日
糖尿病予備群にIoT活用による健康改善の介入研究を開始~国立国際医療研究センターなど
2018年01月26日
野菜から食べて30回噛む~長野市「ベジライフ宣言」で生活習慣病予防
2018年01月25日
自殺予防を地域で強化 自治体向け「自殺対策計画」ガイドライン策定
2018年01月25日
妊娠期に魚を食べた女性で「抑うつ」が減少 DHAとEPAは女性に有用
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 6,852 人(2018年02月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 保健師 44%
  • 看護師 20%
  • 管理栄養士・栄養士 22%
  • その他 14%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶