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産業医の8割が「メンタルヘルス不調・過労対応に自信がない」
2017年12月21日
約9割の産業医がストレスチェックのメンタル不調・過労の改善への効果を実感しておらず課題が多いことが、メドピアが医師専用コミュニティサイト「MedPeer」に参加する産業医500人を対象に実施したアンケート調査で浮き彫りになった。
ストレスチェック施行から2年
仕事の量・質の原因を中心に、仕事において強い不安や悩み、ストレスを感じている労働者の割合は半数を超え、精神障害に係る労災請求件数も年々増加しているなど、職場でのメンタル不調や過労の問題が深刻化している。
これらの課題を軽減するために、労働者自身がストレスに気づき、適切に対処できるよう、事業者が積極的なメンタルヘルスケアの推進を行い、早期発見ができる環境や仕組みを作ることが重要だ。
2015年12月には、従業員50名以上の事業場でのストレスチェック実施が義務付けられた。こうした流れの中、メドピアは、労働者の心身の健康管理を担う産業医が、メンタル不調や過労への対策に現状どのような課題を感じているのかを探るため調査を行った。
回答した産業医の7割が非常勤で、非常勤産業医の1社あたりの平均勤務時間は、1ヵ月2時間未満が最多だった。業務として占める割合は、「衛生委員会への参加」「月1回の職場巡視」「健康診断の結果確認」が上位を占めた。従業員との面談や相談対応に時間を割けられていない現状が浮き彫りになった。
「時間」「専門性」「相談しにくさ」に課題
約9割が改善を実感できず 第三者の相談窓口との連携を要望
first call(Mediplat)
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