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毎日の運動が体力低下を抑制 簡単な運動テストで体力チェック

膝の痛みや不安を抱える人でも運動は効果的
 ふだん良く運動する人は、運動しない人に比べ、体力(特に持久力)が優れている。もっと積極的に運動することで、年齢よりも高い水準を保てることも可能だ。

 掃除機をかけたり、ショッピングカートを押したりといった日常の身体活動は、腰や膝に不安のある人や、膝関節症のある人では負担になる。

 そうした人でも、運動や身体活動を毎日続けていれば、障害があらわれるリスクを減らすことができるという研究が発表された。

 米ノースウェスタン大学医学部のドロシー ダンロップ氏らは、肥満などが原因で「変形性膝関節症」などを発症し、障害を発症するリスクの高い45~79歳の男女約1,700人を対象に調査を行った。

 変形性膝関節症があると、着替え・入浴・部屋の中を歩く、電話をかける・食料品の買い物・お金の管理など、自立した生活を送ったり、生活の質を保つために必要な活動が難しくなる。

 参加者に、起きている間に活動量計を腰に装着してもらい、身体活動の量と強さを1週間かけて測定した。さらに2年後に、障害の発症について質問した。

 その結果、中等度・強度の運動時間が多かった人ほど、障害の報告は少ないことが判明した。また、軽度の活動時間が多くなると、障害が少なくなっていた。

 軽度の身体的な活動を1日あたり4時間以上行っている人は、3時間しかしていない人に比べ、障害を発症するリスクが30%以上も低かった。

 「健康上の理由で身体活動の強度を上げることのできない人でも、軽度な身体活動を行う時間を増やすだけで、障害の軽減につながります」と、ダンロップ氏は述べている。

 日常生活の中に軽い運動を取り入れることによって、体は丈夫になり、転倒予防に効果的な足・腰・腹部の筋力アップやバランス能力、歩行能力が改善される。それによって、日常生活の活動範囲が広がり、生活機能が高まる。

 「年齢や体力水準、健康状態などに応じて、無理のない範囲内で良いので、日常的な運動を続けることが大事です」と、強調している。

Simple tests of physical capability in midlife linked with survival(ブリティッシュ メディカル ジャーナル 2014年4月29日)
Light Activity Every Day Keeps Disability at Bay(ノースウェスタン大学 2014年4月30日)

[Terahata]
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