ニュース

毎日の運動が体力低下を抑制 簡単な運動テストで体力チェック

 体が老化すると体力は自然に低下していくが、ふだんの生活で運動や身体活動を増やすことで、体力低下を防ぐことができる。50歳を過ぎた人が3種類の運動テストを行うことで、死亡リスクを知ることができるという研究が発表された。

 老化は現実に避けられないものであり、加齢に伴い体の機能が徐々に低下するのは、やむをえない。しかし、老化の進み方は1人ひとりで異なる。健康度・老化度を示す指標である「活力年齢」は、生活習慣を改善すれば若返らせることができる。

 同じ60歳の人でも、ある人の活力年齢は68歳、別の人の活力年齢は48歳と、20歳もの個人差がみられることは珍しくない。

 活力年齢を向上するために確実な方法は、ふだんから運動をすることだ。毎日体をよく動かせば、体力低下の度合いを小さくすることができる。

3つの簡単な運動テストで死亡リスクを判定
 もしあなたが、椅子から元気良く立ち上がれて、誰かと力強く握手することができ、目を閉じた状態で片足立ちを30秒間できるのなら、あなたの主治医は良い知らせを伝えてくれるかもしれない。これらの条件を満たしている人は死亡リスクが低いことが明らかになった。

 3つの簡単な運動テストを行うことで、どれだけ長く健康な生活をおくれるかが分かるという調査結果を、英ユニバーシティ カレッジ ロンドンの研究者が発表した。

 その3種類の運動テストとは、(1)握手を力強くできる、(2)椅子から立ち上がるのが早い、(3)目を閉じて片足立ちをした状態で、長くバランスを保てる、というものだ。

 もしもあなたが3つの運動テストをうまくこなせるななら、健康な生活を長くおくれる可能性が高い。

 反対に、握手の力が弱く、椅子から立ち上がるのが難しく、体のバランスをとるのが難しいのであれば、年齢が進むと死亡リスクは上昇する。

 研究チームは、1946年生まれの男女約2,800人(男性 1,355人、女性 1,411人)を対象に調査を行った。53歳の時点で握力、椅子からの立ち上がり速度、立位バランス保持時間を測定し、その後66歳になるまでの13年間追跡した調査した。

 期間中に177人が死亡したが、運動機能がもっとも低かった下位5分の1のグループは、もっとも高かった上位5分の1のグループに比べて、全死因による死亡リスクが高かった。

 特に、運動テストをすべてできなかったグループでは、すべて実行できたグループに比べ、死亡リスクは12倍に上昇した。

 運動の効果は脳にも及ぶ。過去に行われた研究では、歩行速度が平均より遅いと、認知症を発症する可能性が高まることが示された。別の研究では、運動を続けている人は、脳卒中などによる脳の挫傷の度合いが低いことが確かめられた。

次は..膝の痛みや不安を抱える人でも運動は効果的

[Terahata]
side_メルマガバナー

「運動」に関するニュース

2025年02月25日
ストレスは「脂肪肝」のリスクを高める 肥満やメタボとも関連 孤独や社会的孤立も高リスク
2025年02月25日
緑茶を飲むと脂肪肝リスクが軽減 緑茶が脂肪燃焼を高める? 茶カテキンは新型コロナの予防にも役立つ可能性が
2025年02月17日
働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
2025年02月17日
肥満やメタボの人に「不規則な生活」はなぜNG? 概日リズムが乱れて食べすぎに 太陽光を浴びて体内時計をリセット
2025年02月17日
中年期にウォーキングなどの運動を習慣にして認知症を予防 運動を50歳前にはじめると脳の健康を高められる
2025年02月12日
肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が
健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より
2025年02月10日
[高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
2025年02月04日
ラジオ体操などにより要介護や認知症のリスクが低下 高齢化社会の健康施策に体操を活用
2025年02月03日
良い睡眠は肥満や高血圧のリスクを減らす 日本人の睡眠は足りていない 3つの方法で改善
2025年02月03日
運動とメンタルヘルスの深い関係 コロナ禍に活動的だった人はポジティブな感情を維持 運動は楽しく続けられることも大切
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶