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子育て世代が感じる「保活」の負担 女性の9割は「働き続けたい」
2016.06.29
 子育て世代の男女の4割は、子供を保育園に入れるための「保活」がなければ、子供をもう1人欲しいと感じていることが、子育てに関する意識調査で分かった。都市部を中心に保育施設の不足は深刻で、待機児童問題が起きている。また、フルタイムで働く母親の9割が「子育てに関する制度」などが整っていれば「働き続けたい」と考えていることが分かった。
「保活」がなければもう1人子供をつくりたい
 調査は一般財団法人「1more Baby応援団」(理事長:森雅子・元少子化担当大臣)が4月、結婚14年以下の20~39歳の女性と20~49歳の男性を対象に実施。全都道府県の計2,958人がインターネットを通じて答えた。

 調査では「保活」を、就労条件を変更したり、入所しやすい保育園の近くに引っ越したりするなど子供を保育園に入れるために保護者が行う活動として定義。

 「保活がなければもう1人子供をもちたいと思うか」という質問に対し、41.7%が「そう思う」と回答。子供の人数別にみると、子供が1人の親が58.7%と際だって多く、子供がいない親は43.1%、2人以上の親は26.3%だった。

 「保活」に関する報道や待機児童問題への関心は高まっている。出産にあたって「保育園入園に有利な時期を意識するか」を尋ねたところ、全体の30.4%が「意識する」と回答。また、産休・育休取得が可能な時期を意識するか」という設問では、全体の25.4%が「意識する」と回答した。

 「子育ての経験が増えるにつれ、子育ての上で産休や育休取得よりも"保育園入園に有利な時期"を意識する親が増えていく傾向がある」と、同財団法人では述べている。
立ちはだかる「2人目の壁」 理由の1位は「経済的な理由」
 厚生労働省が5月に発表した「2015年人口動態計」によると、合計特殊出生率は1.46で前年より0.04ポイントあがったものの、人口を維持するのに必要な出生率2.08には程遠い。政府は昨年11月に発表した「新3本の矢」で「希望出生率1.8」を掲げ、少子化を食い止めようという姿勢をみせているが、依然として厳しい状況だ。

 同財団法人は「生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢などを考慮し、第2子以後の出産をためらうこと」を『2人目の壁』と定義。

 「『2人目の壁』は実際にあると思うか」という質問に対し、73.5%が「そう思う」と回答。その理由は、「経済的な理由」(84.4%)、「年齢的な理由」(43.0%)、「第1子の子育てで手一杯」(39.1%)の順に多かった。産休の取得しやすさや職場復帰の影響などの「仕事上の理由」は37.2%だった。

 また、実際の出産予定とは別に「持ちたい理想の子供の合計人数」を聞いたところ、48.7%が「2人」、29.3%が「3人」と答え、2人以上を希望している人は81.1%だった。
子育てに関する支援や制度が手厚ければ、まだ産みたい
 政府が掲げた女性の活躍推進策、国民総活躍社会の実現に向けた官民一体となった取り組みに期待が集まっている。

 調査ではフルタイムで働く母親に「妊娠や出産、子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、働き続けたいと思うか」と尋ねたところ、89.6%が「働き続けたい」と答えた。

 また、そうした環境が整っていれば、約4割が「管理職を目指して働きたい」と回答。一方で、「管理職への昇進や出世を意識せず、同じ場所で長く働き続けたいと思うか」という質問には、フルタイムで働く母親の7割が「働き続けたい」と回答した。

 ワーキングマザーが働き続けられる環境を整備することが、少子化に歯止めをかける第一歩となりそうだ。

 「子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、男性も積極的に育児休暇を取得すると思うか」というに、フルタイムで働く母親の72.5%、父親の71.7%が「取得すると思う」と回答。

 子育て中の男性では「子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、男性も積極的に育児休暇を取得する」と考える割合が72%に上った。

 「男性は子育てへの意欲を垣間見せており、育児休業制度などを充実させる企業は増えている。一方で、取得しづらいとの不満も根強い。子育て世代にとってまだまだ制度整備は十分ではない」と、同財団法人では考察している。

 一般財団法人「1more Baby応援団」(理事長:森雅子・元少子化担当大臣)は、結婚・妊娠・出産・子育て支援を通じて少子社会を解消する活動を展開。『2人目の壁』を超える方法について、4月に発行した書籍「なぜ、あの家族は2人目の壁を乗り越えられたのか?─ママ・パパ1045人に聞いた本当のコト」で紹介している。

一般財団法人「1more Baby応援団」
なぜ、あの家族は2人目の壁を乗り越えられたのか?─ママ・パパ1045人に聞いた本当のコト
関連する法律・制度を確認>>保健指導アトラス【母子保健】
(Terahata)
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