【Web講演会を公開】毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」2025年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」
毎年2月は、日本生活習慣病予防協会が主催する「全国生活習慣病予防月間」です。 2025年の強化テーマは、日本生活習慣病予防協会の健康標語『一無、二少、三多』より、「少酒~アルコールは少酒を心がけ、ほどほどに!~」です。
全国生活習慣病予防月間2025公式サイトでは、市民公開講演会(Web講演会)「からだにやさしいお酒のたしなみ方」を公開中です。
アルコールと健康に関する話題について、厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」作成委員で、減酒指導で活躍中の吉本 尚先生(筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター長)に、ご解説いただいております。ぜひご覧ください。
講師:吉本 尚先生
筑波大学医学医療系准教授・筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター長
動画内では「飲み過ぎで生じる健康の害にはどんなものがありますか?」など、「少酒」にまつわる7つのトピックスと、8つの疑問をご解説いただきました。
▼前 編
- 問題1:日本に飲み過ぎの方はどれくらいいるでしょうか?
- 問題2:2024年2月に公表された「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」、どんなことが書かれているでしょうか?
- 問題3:どれくらいの量までなら、「からだにやさしい飲み方」と言えるのでしょうか?
- 問題4:体質はどうやったら把握できるのですか?
▼後 編
- 問題5:飲み過ぎで生じる健康の害にはどんなものがありますか?
- 問題6:飲み過ぎで生じる生活習慣病にはどんなものがありますか?
- 問題7:「少酒」の工夫にはどんなものがありますか?
- Q&A:アルコールにまつわる疑問あれこれ
吉本 尚 先生プロフィール
略歴:2004年筑波大学医学専門学群(現 医学群医学類)卒業、2014年筑波大学医学医療系地域医療教育学 講師を経て、2015年より北茨城市民病院附属家庭医療センター(兼任)、2018年より筑波大学医学医療系地域総合診療医学 准教授、2022年より筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター センター長。2024年厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」作成検討会委員
TV出演:NHK「あしたが変わるトリセツショー」(お酒とのつきあいかた)2024年12月
著書:「あなたの時間と元気を取り戻す 減酒セラピー」すばる舎2024 ほか
一無、二少、三多とは?
糖尿病、高血圧などの生活習慣病は、長い時間をかけて進行し、病気として自覚しにくいという特徴があります。それを防ぐには日頃の体調、身体の些細な変化など、つねに自身の健康に目を向ける必要です。そして、中高年になってからではなく、若い頃から適正な生活習慣を獲得し維持することが大切です。 『一無、二少、三多』は、日常心がけたい生活習慣をわかりやすく、より実践的に表現した健康標語です。『一無、二少、三多』は、日本生活習慣病予防協会の顧問 池田義雄が1991年に提唱し、同協会が普及啓発に努めています。
一無、二少、三多とは?
一無、二少、三多が、今まさに求められている
少酒とは?
「健康日本21」では、飲酒は、純アルコールに換算して1日約20gまでが望ましいとしています。「百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそ起れ(酒は百薬の長というが、多くの病気は酒が原因である)」(「徒然草」兼好法師、室町時代)という格言もあるとおり、お酒をたくさん飲める人でも、1日の飲酒量はその程度が望ましいということです。
一無、二少、三多のポスター、リーフレットのダウンロード
日本生活習慣病予防協会の啓発ポスターやリーフレットは無料でダウンロードできます。印刷物やウェブサイトへの掲載、配布などのご希望の方は同協会までお問い合わせください。

大塚製薬株式会社、カリフォルニア くるみ協会、株式会社現代けんこう出版
サラヤ株式会社、大正製薬株式会社、株式会社タニタ、株式会社ファンデリー
松谷化学工業株式会社、MPラーニング(一般社団法人マナラボプラス)
株式会社宮本製作所、株式会社明治
全国生活習慣病予防月間 市民公開講演会公開中!
日本生活習慣病予防協会とは
日本生活習慣病予防協会は、生活習慣病の一次予防を中心に、その成因、診断、治療、リハビリテーションに関する知識の普及啓発、生活習慣病に関する調査研究を行うことにより国民の健康の増進に寄与することを目的に、2000年に設立されました。役員は、医師を中心に構成。
■ 事務局・お問い合わせ先
日本生活習慣病予防協会 事務局(運営:株式会社創新社)
〒105-0003 東京都港区西新橋2-8-11
Tel:03-5521-2881 Fax:03-5521-2883
E-mail:event@seikatsusyukanbyo.com


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