ニュース
ひとり暮らし高齢者が陥りやすい「孤食」「メニューの偏り」「不規則化」
2015年10月27日
ひとり暮らし高齢者の45%は食事の「栄養バランスが欠如している」と感じており、食事の回数や時間も不規則になりがちであるという調査結果が発表された。ひとり暮らしの高齢者は惣菜や弁当の利用頻度が高いことも判明した。
1人暮らしの高齢者のほとんどが孤食 "楽しみながらの食事"が少ない傾向
日本能率協会総合研究所は、高齢者の食生活に関するアンケート調査を行った。調査は今年9月にインターネットで行い、60~79歳の高齢者500人が回答した。調査では、対象者を(1)夫婦のみ、(2)子供家族と同居、(3)1人暮らしの3タイプに分け、ふだんの食事スタイルについて聞いた。
その結果、食事の栄養バランスについて尋ねた質問では、子供家族と同居している高齢者では8割以上が「栄養バランスがとれている」と感じているのに対し、1人暮らしの高齢者では55%に留まった。「栄養バランスが欠如している」と感じている割合は1人暮らしでは45%に上り、家族と同居している高齢者の3倍に上ることが明らかになった。

掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「健診・検診」に関するニュース
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】妊娠に関連する健康リスク 産後の検査が不十分 乳がん検診も 女性の「機会損失」は深刻
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月12日
-
肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が
健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より - 2025年02月10日
- 【Web講演会を公開】毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」2025年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」
- 2025年02月10日
- [高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
- 2025年01月23日
- 高齢者の要介護化リスクを簡単な3つの体力テストで予測 体力を維持・向上するための保健指導や支援で活用
- 2025年01月14日
- 特定健診を受けた人は高血圧と糖尿病のリスクが低い 健診を受けることは予防対策として重要 29万人超を調査
- 2025年01月06日
-
【申込受付中】保健事業に関わる専門職・関係者必携
保健指導・健康事業用「教材・備品カタログ2025年版」 - 2024年12月24日
-
「2025年版保健指導ノート」刊行
~保健師など保健衛生に関わる方必携の手帳です~ - 2024年12月17日
-
子宮頸がん検診で横浜市が自治体初の「HPV検査」導入
70歳以上の精密検査無料化など、来年1月からがん対策強化へ