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乳がん患者さんから相談 「受けたことがある」「何度もある」51%

 乳がん患者さんから相談を受けたことがありますか?

 日頃から様々な相談を受ける立場であり、医療情報に接する専門職のみなさまは、乳がん患者さんから相談を受ける機会があると思います。そんなときに役立つ情報を配信するために「 乳がん治療と乳房再建の情報ファイル」がオープンしました。その先駆けとして2月に行った専門職を対象としたアンケート結果のダイジェストをお届けします。
回答者の属性
女性が97%
30代~50代の好発年齢が9割
職種は保健師と看護師が6割で、勤務先は企業で社員の健康管理を行う事業所が34%、病院22%、健保組合21%、都道府県・市区町村の健康増進担当者など
53%がお子さんのいる既婚者、29%が独身者

属性詳細データ
乳がんについての意識調査
「Q. あなたのまわりに、乳がん経験者はいますか?」


 回答者の70%の方が身近に経験者が「いる」と答えました。年代別に見ると40~50歳代の回答者が半分以上でしたが、30歳代の回答者も少なくありません。

 患者さん、対象者、ご友人などから、乳がんに関する相談を受けたことはある方は半数以上で相談内容は治療についてが最も多く、続いて就労相談が多数でした。

「乳がんについての意識」詳細データ

がん治療と仕事について
 もし自分が乳がんになったら仕事はどうするか?に対し「できる限り休まないよう両立したい」が最も多く51%でした。実際にがんを経験された人も「できる限り休まず両立した」が60%でした。
 離職理由に関する設問では「体調がよくならない」や「後遺症」「有給休暇の限界」が理由なのではないかと半数以上の回答者が予想していました。 実際は、会社に復職プランの有無が復職率に関わっているようです(平成25年度厚生労働省委託事業 治療と職業生活の両立等の支援対策事業調査結果

関連データ:
1ヶ月以上の長期休職者の50%以上はがん患者。復職プランがある会社は7割
(平成25年度厚生労働省委託事業 治療と職業生活の両立等の支援対策事業調査結果)

「がん治療と仕事について」詳細データ

乳がん治療と乳房再建の情報ファイル
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