ニュース

ストレスチェック 大企業では5割が実施 中小企業では2割どまり

 働く人のメンタルヘルスの管理や職場改善を促す目的で昨年12月に始まったストレスチェックについて、今年7月時点で1,000人以上の企業は49.5%が既に実施したのに対し、200人未満の企業では20.6%にとどまることが、メンタルヘルス対策を手掛ける「アドバンテッジ リスク マネジメント」の調査で分かった。
ストレスチェックの義務化1年目
企業の規模が大きいほど実施率が高い
 ストレスチェックは50人以上の事業所に年1回の実施が義務付けられており、ストレスに関する質問票を集計・分析し、ストレスが高い状態の場合は医師のアドバイスをもらったり、会社側の職場環境の改善につなげる目的で行われている。制度開始から1年に当たる11月までに初回を実施しなければならない。

 アドバンテッジ リスク マネジメントは、今年7月に従業員50人以上の企業のストレスチェック担当者600人を対象に、ストレスチェックの取り組みに関するインターネット調査を実施した。

 それによると、ストレスチェックの実施状況については、もっとも割合が高いのは「実施時期も会社も決まっていて、実施待ち」(40.0%)だった。次いで「すでに実施した」(33.8%)、「実施時期は決まっているが、実施機関(会社)は決まっていない」(13.3%)、「実施時期も実施機関(会社)も決まっていない」(6.3%)と続く。

 従業員数別でみると、1000人以上の企業は「すでに実施した」の割合が高く(49.5%)、規模が小さくなるほどその割合は小さくなり、500~999人では35.4%、200~499人では27.2%、200人未満の企業では20.6%にとどまった。

 ストレスチェックを実施した期間は、もっとも多いは、「2016年4月」(14.7%)。次いで「2016年9月」(12.0%)、「2016年10月」(11.1%)、「2016年5月」(9.2%)と続き、春と秋に実施のピークがあることが分かった。

 「4月」の割合が多いのは、予算年度の節目であることと、人事異動後の新組織での分析ができるためと推測される。また秋は、実施期限である11月末日を見据えながらも、他社の動向を見ながら自社の方針を決定したいという意向や、新年度から半年が経ち組織が落ち着く時期かつ夏季休暇後で従業員が揃うタイミングを選定している可能性が考えられるという。
半数が産業医・保健師が実施
 ストレスチェックを実施する者で、もっとも割合が高いのは「産業医・保健師など産業保健スタッフ」(49.8%)。次いで「メンタルヘルスケア事業者」(43.8%)、「健診機関」(15.8%)、「厚生労働省版ストレスチェック実施プログラム(職業性ストレス簡易調査票を使用)」(15.2%)と続く。

 産業保健スタッフと外部資源を併用しているのは19.2%だった。産業保健スタッフが実施機関になっている場合でも、一定の企業は外部資源のサポートを受けていることが示された。

 ストレスチャックを実施済み、または実施時期または実施機関が決まっている企業で、ストレスチェック義務化初年度にあたり、義務化項目(ストレスチェック、医師面接)以外で実施しているのは、「社内相談窓口(保健師、カウンセラーなど)」(54.5%)と「カウンセリングなど外部相談窓口の設置」(53.6%)が多く、「セルフケア教育」(36.8%)、「集団分析・職場改善活動」(23.0%)、「ラインケア教育」(22.0%)と続く。

 「社内相談窓口」の設置や「集団分析・職場改善活動」の実施は大規模企業で多く、義務化項目以外の何らかのメンタルヘルス対策を行っている企業が大多数だった。

 ストレスチェックの意義については、「大いにある」(41.9%)、「どちらかといえばある」(36.9%)と回答しており、8割がこの制度を評価していることも分かった。

 担当者別に見ると、意思決定権者は47.0%と企画立案者の41.3%が「大いに意義がある」と回答しており、その他担当者に比べて評価している割合が高いことが示された。

アドバンテッジ リスク マネジメント
[Terahata]

「地域保健」に関するニュース

2017年10月19日
【追加募集決定!】「糖をはかる日」クッキングセミナー
2017年10月18日
「買物弱者」問題は深刻 700万人に増加 対策事業の半数以上が赤字
2017年10月18日
脳の健康を保つための「ライフ シンプル 7」 認知症は予防できる
2017年10月18日
結婚生活が安定すると男性の肥満や健康状態は改善 夫婦仲が健康に影響
2017年10月18日
心・脳血管疾患に注意 3人に1人が「発症前に知っていたら」と後悔
2017年10月18日
1回の採血で「4年以内の糖尿病発症リスク」を判定 アミノ酸バランスに着目
2017年10月18日
在宅介護高齢者の4人に1人が睡眠薬を使用 ケアマネジャー「見直し必要」
2017年10月17日
【アンケート協力のお願い】第3期特定健診・特定保健指導の改正内容について(保健指導従事者実態調査)
2017年10月16日
【HAMIQ】医療機関・介護機関の皆様へ~会員募集中~
2017年10月13日
【連載更新】高齢者の外出、移動の問題を考える No.3

最新ニュース

2017年10月20日
【健やか21】養護教諭225名へのアンケート「生徒の"スマホ老眼"が増加」
2017年10月19日
【追加募集決定!】「糖をはかる日」クッキングセミナー
2017年10月19日
賞金5万円「全国生活習慣病予防月間2018」川柳とイラストを募集
2017年10月18日
「買物弱者」問題は深刻 700万人に増加 対策事業の半数以上が赤字
2017年10月18日
脳の健康を保つための「ライフ シンプル 7」 認知症は予防できる
2017年10月18日
結婚生活が安定すると男性の肥満や健康状態は改善 夫婦仲が健康に影響
2017年10月18日
心・脳血管疾患に注意 3人に1人が「発症前に知っていたら」と後悔
2017年10月18日
1回の採血で「4年以内の糖尿病発症リスク」を判定 アミノ酸バランスに着目
2017年10月18日
在宅介護高齢者の4人に1人が睡眠薬を使用 ケアマネジャー「見直し必要」
2017年10月17日
【アンケート協力のお願い】第3期特定健診・特定保健指導の改正内容について(保健指導従事者実態調査)
2017年10月17日
【生活習慣病予防月間2018】インスタグラムキャンペーン 「少食ごはん」 募集中!
2017年10月16日
【HAMIQ】医療機関・介護機関の皆様へ~会員募集中~
2017年10月13日
【連載更新】高齢者の外出、移動の問題を考える No.3
2017年10月12日
30代後半女性の体力が最低に 高齢者は過去最高 体力・運動能力調査
2017年10月12日
「薬剤耐性」(AMR)問題を知ろう AMR対策アクションプランで啓発を開始
2017年10月12日
【健やか21】孫育てのススメ(祖父母手帳)の発行(鳥取県)
2017年10月12日
禁煙治療のアプリを開発 空白期間をフォロー 日本初の治験を開始
2017年10月12日
妊娠中うつ症状の発症に食事パターンが影響 「日本型」では発症が少ない
2017年10月11日
厚労省が過労死等防止対策白書を公表~現状や調査研究結果を報告
2017年10月06日
「血糖値スパイク」を食事と運動で改善 「糖をはかる日」講演会(1)
2017年10月06日
「血糖値スパイク」を薬物療法で改善 「糖をはかる日」講演会(2)
2017年10月06日
【健やか21】0歳児身長が伸びやすい季節は夏(育児ビッグデータ解析より)
2017年10月05日
【連載更新】心とからだにかかわる専門職の人材育成/スーパー売り場での気づきから開業保健師へ
2017年10月04日
10月は「乳がん啓発月間」 定期的なマンモグラフィ検診は効果的
2017年10月03日
妻が肥満だと夫は糖尿病になりやすい 家族対象の保健指導が効果的
2017年10月03日
「低カロリー食」で老化を防げて寿命も延びる 腹八分目で若返ろう
2017年10月03日
うつ病のリスクは魚を食べると減少 「n-3系脂肪酸」の予防効果
2017年10月03日
医療費抑制 27%が「患者の負担増」に理解 65歳以上でも3割 健保連調査
2017年10月03日
スニーカー通勤でウォーキング スポーツ庁「FUN+WALK PROJECT」
2017年10月03日
「AMR対策いきまぁーす!」―厚労省がガンダムとコラボし啓発活動を実施
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 6,501 人(2017年10月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 保健師 44%
  • 看護師 20%
  • 管理栄養士・栄養士 22%
  • その他 14%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶