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野菜や果物、大豆を食べると自殺リスクが半減 9万人の食事調査
2013年12月13日
野菜や大豆、魚、海草、キノコ類、緑茶などを好んで食べている健康的な食生活の人は、そうでない人に比べ、自殺リスクが半分になるとの調査結果を国立国際医療研究センターなどの研究チームが発表した。
研究チームは、1990年と1993年に岩手、秋田、長野、東京、茨城、新潟、大阪、高知、長崎、沖縄に在住していた40~69歳の男女約9万人を、平均8.6年追跡して調査した。期間中に249人が自殺した。 研究チームは、134種類の食品や飲み物について、どれぐらいの頻度で摂取するかを対象者に質問し、食事パターンを次の3種類に分類した。
(1)「健康型」 野菜や果物、いも類、大豆製品、キノコ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶などを摂取
(2)「欧米型」 肉類・加工肉、パン、果物ジュース、コーヒー、ソフトドリンク、マヨネーズ、乳製品、魚介類などを摂取
(3)「伝統型」 ご飯、みそ汁、漬け物、魚介類、果物などを摂取 「健康型」の食事をする傾向の強さに応じて対象者を4つのグループに分け、自殺との関連を調べると、傾向がもっとも強いグループはもっとも弱いグループと比較し、自殺リスクが男性では0.47倍、女性では0.46倍に低下していたことが判明した。 一方で、「欧米型」と「伝統型」の食事パターンの人では、自殺リスクとの関連はみられなかったが、欧米型の食事スタイルをもつ人では自殺リスクが最大で1.22倍に上昇する傾向が示された。
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