ニュース

ジカウイルス感染症 日本産科婦人科学会が妊婦に注意呼びかけ

 中南米を中心に感染が拡大しているジカウイルス感染症について、日本産科婦人科学会は、妊娠中の感染と小頭症の新生児のとの関連が指摘されていることから、妊婦に対し、流行地域への渡航を可能なかぎり控えるよう、注意の呼びかけを始めた。
流行地域への渡航をできるだけ控えるよう注意喚起
 ジカウイルス感染症について感染者が日本でも報告されたことを受け、日本産科婦人科学会はホームページを通じて、妊婦に対し注意の呼びかけを始めた。

 ジカウイルス感染症の症状は、発熱と全身の発疹が特徴で、ヒトスジシマカによって媒介される。アジア、中南米を中心に流行しており、日本では主に海外からの輸入感染症としてみられたが、今年になって帰国後感染が判明する人が日本でも報告された。いずれも国内では有効なワクチンが存在せず、予防には蚊に刺されないようにする防蚊対策が有効だ。

 2015年のブラジルでのジカウイルス感染症の流行開始後、小頭症児の出生数が急増しており、小頭症による死亡胎児・新生児の髄液・脳組織等からジカウイルスが検出されていることから関連性が強く示唆されている。

 「ジカウイルス病を疑う患者」については、検査について最寄りの保健所に相談するとともに、必要に応じ て、適切なマネジメントが可能な医療機関に相談し、患者を紹介することが必要としている。

 妊娠中の女性への対応しては、必要に応じて、日本感染症学会が公表しているジカウイルス感染症協力医療機関などの専門医療機関に紹介し、診療結果に基づき必要なジカウイルス病に関する検査を実施することを求めている。
ジカウイルス感染症の母児検査手順
 ジカウイルス感染症の感染を防ぐためには、▽妊婦は海外に行く場合、最新の情報を確認して、流行地域への渡航を可能なかぎり控えること、▽どうしても流行地域を訪れる場合には、蚊に刺されないような最大限の努力を払うこと――を推奨している。

 ジカ熱をめぐっては、WHO(世界保健機関)も妊娠中の女性に対し、感染が流行している地域への渡航を自粛するよう勧告を出している。

 「ジカウイルスが妊娠や胎児に及ぼす影響は不明な点も多いが、ブラジルでは小頭症の赤ちゃんが多数報告されている。国内で利用可能なワクチンがないため、流行地域において蚊に刺されないような予防対策をとることが重要。妊娠中の女性や妊娠の可能性のある女性は、ブラジルなど流行地への渡航を可能なかぎり控えてほしい」と、日本産科婦人科学会の竹田省周産期委員会委員長は話している。

日本産科婦人科学会
厚生労働省からの周知依頼「蚊媒介感染症の診療ガイドラインについて」(日本産科婦人科学会 2016年3月15日)
[Terahata]

「地域保健」に関するニュース

2018年05月22日
食育の取り組みをエビデンスに基づいて整理、解説―農林水産省がパンフレット作成
2018年05月21日
「血糖トレンドの"読み方":AGP」を公開 血糖トレンドの情報ファイル
2018年05月17日
敗血症性AKIにおける急性腎障害マーカー L-FABPの可能性
2018年05月16日
体重コントロールを成功させるシンプルな方法 必要なことは1つだけ
2018年05月16日
SNSの「自殺防止相談」に月に1万件以上 「対策強化月間」に実施
2018年05月16日
やせていても糖尿病に? 筋肉が少なく脂肪がたまると高血糖に
2018年05月16日
「睡眠障害」が高血圧・糖尿病に関連 日本で最大規模の研究
2018年05月16日
トマトのリコピンはニンニクやタマネギで調理すると吸収されやすくなる
2018年05月15日
6割強が食中毒予防で「肉は水で洗う」に効果があると誤解-東京都の実態調査
2018年05月11日
【新連載】イラストで魅せる!健康啓発「見せ方」の工夫

最新ニュース

2018年05月22日
【書籍プレゼント】『集団分析・職場環境改善版 産業医・産業保健スタッフのための ストレスチェック実務Q&A』を5名様にプレゼント
2018年05月22日
食育の取り組みをエビデンスに基づいて整理、解説―農林水産省がパンフレット作成
2018年05月22日
【報告】産保PCのこれまで活動内容をポスター発表しました(第91回日本産業衛生学会)
2018年05月21日
「血糖トレンドの"読み方":AGP」を公開 血糖トレンドの情報ファイル
2018年05月17日
敗血症性AKIにおける急性腎障害マーカー L-FABPの可能性
2018年05月17日
【健やか21】パンフレット『「食育」ってどんないいことがあるの?』
2018年05月16日
体重コントロールを成功させるシンプルな方法 必要なことは1つだけ
2018年05月16日
SNSの「自殺防止相談」に月に1万件以上 「対策強化月間」に実施
2018年05月16日
早期のアルツハイマー病「軽度認知障害」 日本人対象の研究で解明
2018年05月16日
やせていても糖尿病に? 筋肉が少なく脂肪がたまると高血糖に
2018年05月16日
「睡眠障害」が高血圧・糖尿病に関連 日本で最大規模の研究
2018年05月16日
トマトのリコピンはニンニクやタマネギで調理すると吸収されやすくなる
2018年05月15日
6割強が食中毒予防で「肉は水で洗う」に効果があると誤解-東京都の実態調査
2018年05月11日
【新連載】イラストで魅せる!健康啓発「見せ方」の工夫
2018年05月10日
【健やか21】SNS等に起因する被害児童の現状と対策の掲載(警察庁)
2018年05月08日
元気高齢者を「介護サポーター」に 介護予防の観点から社会参加を促進
2018年05月08日
米国糖尿病学会「立ち上がって運動しようデー」 8つの対策で運動推進
2018年05月08日
「鰹だし」で抗がん剤の副作用を予防 血管を拡張する作用を確認
2018年05月08日
【投票企画】プルーンレシピコンテスト開催中! 栄養を効率よく吸収できる「食べ合わせ」
2018年05月07日
大豆から食べる「大豆ファースト」で食後の血糖値の急上昇を改善
2018年05月07日
従業員のいる飲食店は屋内禁煙に~東京都・受動喫煙防止条例の骨子案
2018年05月02日
新入社員の健康教育や女性の健康啓発に最適 「働く人のための健康づくりシリーズ」指導箋
2018年05月01日
健康イベント、健康教育のお土産に!!(腹囲メジャー)※在庫残り僅か※
2018年05月01日
休日の寝過ぎが体調不良の原因に 「社会的時差ぼけ」を解消
2018年05月01日
「がんとの共生を考える」へるすあっぷ21 5月号
2018年04月26日
【健やか21】平成30年度「児童虐待防止推進月間」の標語を募集します!
2018年04月25日
「検体測定室」でのHbA1cチェックは糖尿病対策として効果的
2018年04月25日
エネルギーを燃焼する「褐色脂肪細胞」を活性化 脂肪が燃えやすい体に
2018年04月25日
ICTを活用して「フレイル」を予防 健康長寿医療センターなどが開発
2018年04月25日
夏の夜は「心筋梗塞」の増加に注意 季節の日照時間によって発症に差
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 7,145 人(2018年05月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 保健師 44%
  • 看護師 20%
  • 管理栄養士・栄養士 22%
  • その他 14%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶