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11月は乳幼児突然死症候群(SIDS)対策月間 ~厚生労働省
2016.10.28
 厚生労働省は、今年も11月を「乳幼児突然死症候群(SIDS)」対策月間と定め、関係行政機関や団体でさまざまな普及啓発活動を行う。また0歳児における不慮の事故死の中では、窒息によるもの、特に就寝時に起きる割合が高いことから、SIDSの予防に関する取り組みの推進も図る。

 乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児に突然の死をもたらす疾患のこと。まだ、はっきりした原因は分からず、予防方法も確立していないが、これまでの研究で「1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる」、「できるだけ母乳で育てる」、「保護者のたばこをやめる」ことにより、SIDS発症の危険性を低くする、というデータがある。

 厚労省では毎年11月をSIDS対策月間として、このような発症リスクを低減する育児習慣などについて啓発を重点的に実施。対策月間は12月以降の冬期にSIDSを発症する傾向が高いことから、毎年11月に定められている。また「健やか親子21」推進協議会の参加団体も、それぞれ普及・啓発活動に協力。医療機関に対しては「乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)」の内容の周知・普及も進められている。

 その結果、対策月間を定めた平成11年のSIDSによる死亡者数が412人だったのに対し、平成27年は96人にまで減少している。しかし、乳幼児の死亡原因としては第3位を占めることから、今年も引き続き、ポスターやリーフレットの配布、各種研修会や講演会の開催などで啓発活動を行っていく方針。

 また医療機関には同ガイドラインの内容を参考にし、検案(死体について死亡の事実を医学的に確認すること)を行うときは、SIDSか虐待か、窒息事故かを鑑別するために的確な対応を行うよう求めていく。

<参考>
SIDSの発症率を低減させる3つのポイント
○1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
 SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発症率が高いということが研究者の調査から分かっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。

○できるだけ母乳で育てましょう
 母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発症率が低いということが研究者の調査から分かっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。

○たばこをやめましょう
 たばこはSIDS発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。 これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です(厚生労働省)
(yoshioka)
©2017 日本医療・健康情報研究所. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。

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