ニュース

ノロウイルスの感染拡大防止を ~厚労省などが呼びかけ

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎の患者報告数が全国的に増えている中、厚生労働省は21日、各都道府県や保健所設置市、特別区の衛星主管部(局)宛に事務連絡「感染性胃腸炎の流行状況を踏まえたノロウイルスの一層の感染予防対策の啓発について」を出した。首相官邸のホームページでもノロウイルス予防に関する情報提供を行うなど、注意喚起に努めている。

 ノロウイルスの感染経路は「食品からの感染」と「人からの感染」の2種類がある。特に患者の便やおう吐物から二次感染したり、家庭や施設内で飛沫感染したりするケースもあることから、保育所などでの集団感染が多発。ノロウイルスに有効なワクチンはなく、治療は対症療法に限られるため、感染拡大を防ぐためには手洗いなど予防を徹底することが重要とされる。

 そのため厚生労働省はホームページに掲載している「ノロウイルスに関するQ&A」や、動画「ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い」などを参考に、手洗いの徹底など予防に関する情報提供と啓発を行うよう、全国の自治体へ通知文で依頼した。次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めて作る「塩素消毒液」を使った消毒方法や、おう吐物の処理方法などを分かりやすく紹介し、国民一人一人の心がけで、ノロウイルスの感染を広げないよう呼びかけている。

 一方、ノロウイルスによる食中毒は毎年、冬季に多発し、大規模な集団食中毒も発生しているため、日本食品衛生協会と都道府県市食品衛生協会では今年も11月1日から来年1月31日までの3ヶ月間を「ノロウイルス食中毒予防強化月間」に設定。感染者が食品の調理に従事するために起きた食中毒も報告されていることから、より一層の衛生管理や従業員の体調管理を徹底するよう求めている。

通知文「感染性胃腸炎の流行状況を踏まえたノロウイルスの一層の感染予防対策の啓発について」(厚生労働省)
ノロウイルス(感染性胃腸炎・食中毒)対策 ~冬は特にご注意を!~(首相官邸)
ノロウイルス食中毒予防強化月間(日本食品衛生協会)
[yoshioka]

「地域保健」に関するニュース

2020年11月10日
【新型コロナ】がん検診の受診者が減少 このままだと死亡率が上昇 コロナ下でも「がん検診は必要」
2020年11月10日
【新型コロナ】医療機関への通院を抑制した人は25% コロナを契機に健康に関心をもった人も多い 健保連調査
2020年11月09日
ウォーキングなどの運動が体と心を健康にする がんサバイバーにも恩恵 どんな運動が良いのか?
2020年11月09日
睡眠を十分にとれないと肥満や糖尿病が悪化 日本人は睡眠が足りていない こうすれば解決できる
2020年11月06日
【健やか21】マスク等の着用が困難な状態にある発達障害のある方等への理解について(厚生労働省)
2020年11月04日
【新型コロナ】「飲み会」での集団感染を防ぐために何をすれば良い? 国立感染研が具体策
2020年11月04日
保健指導プログラムで「糖尿病性腎症」の重症化を予防 生活習慣改善率は90%以上という結果に 神戸市で日本初のSIBを実施
2020年11月02日
【2019年国民健康・栄養調査3】男性の41%が「食習慣の改善ができない」 運動も38%が「関心がない」「やる気がない」
2020年11月02日
【2019年国民健康・栄養調査2】男性の38%、女性の41%が「睡眠時間が6時間未満」 喫煙率は10年間で最低を更新
2020年10月30日
【2019年国民健康・栄養調査1】男性の3人に1人が肥満 女性の5人に1人超が高コレステロール 高齢者の「低栄養傾向」も課題に
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 10,382 人(2021年01月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 2.7%
  • 保健師 44.8%
  • 看護師 10.8%
  • 管理栄養士・栄養士 19.8%
  • その他 22%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶